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セラピスト業界の“ファンづくり”を仕組みに──三島優子さんに聞く、FANTS導入検討の理由

セラピスト / コンサルティング

この事例のまとめ

課題
課題
  • コンサル募集は毎回70名以上の応募があるが、受け入れは10〜30名に限られ、多くを断らざるを得なかった
  • 高額コンサル(70〜95万円)以外に気軽に学べる場がなく、参加ハードルが高かった
  • 単発講座では学びが定着しにくく、「受講して終わり」になりやすかった
効果
効果
  • FANTSの講座機能と課題提出により、継続的に学べる環境を実現し、受講生の売上が向上
  • 月額課金モデルによってキャッシュフローが安定し、事業全体の基盤が強化された
  • 受講生同士の交流が自然に生まれ、運営者依存ではない“学び合うコミュニティ”が形成された

セラピストとして活動しながら、同業者向けのコンサルティングも行う三島優子さん。年間2〜3回の募集では毎回70名以上の応募が殺到するほど人気ですが、定員は10〜30名に限られるため、多くの人を受け入れられないのが現状でした。 より多くの人に継続的な学びを提供したい──その想いから、オンラインスクールの開設を検討。その際に注目したのが「FANTS」でした。 今回は、セラピスト業界の現実や独自の集客スタイル、そしてFANTS導入を検討する背景について詳しく伺いました。 [ 聞き手:藤井鈴菜(FANTSマーケティング)]

三島優子
セラピスト育成・ファンづくりプロデューサー 三島優子

セラピストとして独立後、集客や経営の課題に直面。ライブ配信で失敗談を発信し共感を集め、同業者向けのコンサルティングを開始しました。年2回の募集は毎回70名超の応募があり満席に。より多くの人に学びを届けるため、2023年よりオンラインスクールを開設し、ファンづくりを軸にした安定経営のノウハウを提供しています。

セラピストからコンサルタントになった活動背景

――本日はよろしくお願いします。Instagramを拝見して、セラピストの働き方をとても身近に感じました。今日はお話できるのを楽しみにしていました!

三島さん:
ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。

――ではまず、FANTSを始める前にどんな活動をされていたのか教えていただけますか?

三島さん:
はい。私はセラピストとして活動する一方で、同業の方向けにコンサルティングも行っています。募集は年に2〜3回、各回10〜30名を受け入れてきました。ただ、応募は毎回70名以上にのぼり、その半数以上をお断りしなければならない状況なんです。せっかく学びたいと思ってくださった方に提供できないのが悩みでした。

――毎回70名以上の応募があるのはすごいですね。最初から順調だったのでしょうか?

三島さん:
いえ、全然そんなことはなくて。私がスクールをオープンしたのは25歳のとき、離婚を機に独立したのがきっかけです。正直、オープンすれば人が来てくれるだろうと安易に考えていたんですが、実際は全然うまくいかなくて…。

広告費をかけても集客できず、本当に厳しいスタートでした。

そこから満席になるまでには8年かかりました。その間、数えきれない失敗をして、うまくいったり、また挫折したりの繰り返しでした。その経験を隠さずライブ配信で「こんな失敗をした」「こうやって乗り越えた」と話すようになったら、自然と人が集まってきて。

そこで「自分の経験が誰かの役に立つなら」と思い、コンサルティングも始めるようになったんです。

セラピスト業界の厳しさと課題

――セラピスト業界はすごく厳しいと聞くんですが、実際どうなんでしょうか?

三島さん:
本当に厳しいです。よく「3年で9割が潰れる」と言われるんですが、それは全然大げさじゃないんですよ。私も25歳のときに離婚と同時にスクールを開業したんですけど「開ければ自然に人が来る」と思って始めたら全然違いました。

広告費をかけても思うように集客できなくて、本当に一筋縄ではいかないなと痛感しました。

――技術だけでは難しいんですね。

三島さん:
そうなんです。皆さん技術は学校や講座で学べるんですけど、集客や経営のノウハウは教えてもらえなく、最初は収入もとても低くて、私のところに来られる方の多くも月の売上が3万円とか5万円、10万円に届かない人がほとんどなんです。

生活のためにアルバイトを掛け持ちしている方も多いですね。

――投稿を拝見していても、価格設定やリピート対応、さらにはドタキャンなど、細かい課題が本当に多そうだと感じました。

三島さん:
そうですね。だからこそ大事になるのが「顧客をファン化すること」だと思います。自宅スクールのように一人でやっている場合は、いかに一人のお客様に愛されて、長く通っていただけるかが大事だと考えています。

技術を磨くだけでなく信頼関係を築いていくことが、続けていけるかどうかの分かれ道だと感じています。

ファンを作るための独自の集客スタイル

――ファンを作るための集客方法は、どこかで学ばれたんですか?

三島さん:
いや、特に学んでないんです。コンサルティングの先生についたことはありますが、スクール特化とか「ファン化」という考え方は一切習ったことがなくて、完全にオリジナルですね。

――独自のスキルでやってこられたんですね。発信は戦略的にも考えているんですか?

三島さん:
業界全体が飽和状態になっていて、最近は大規模なコミュニティやコンサルのプログラムに参加しても、反応が鈍くなっているんです。

ライブ配信も増えすぎて「これ買わされるな」と思われるケースが多い。だから私は、営業感や売り込み感を一切出さないスタイルを徹底しています。「買わなくて大丈夫です」という姿勢ですね。

――なるほど。その方が信頼できて、結果的にファンになりますよね。

三島さん:
そう思います。普段から無償で相談を受けているので、本当に情報を欲しい人だけが高額を払って学びに来てくれる。そういう方は学ぶ姿勢が強いので、無理に契約を取りにいく必要がないんです。だから年に2回の募集だけで十分なんです。


ただ、経営者として見るとダメなやり方かもしれません。実際、メンターからは「70人応募が来ているなら全員取ればいいじゃないか」と怒られたこともあります。

でも私は一人ひとりに向き合えずに“入って終わり”になってしまうのは避けたい。半年間のコンサルであっても、その後もご縁が続くようなお付き合いをしたいので、人数を制限するようにしています。

オンラインスクールの開設を検討した理由

――毎回満席で人数制限をされている中で、ファンツやコミュニティを検討されたとのことですが、その時どんな課題があったのでしょうか?

三島さん:
やっぱり「どうすれば入会希望者全員に学びを提供できるのか」というのが一番の悩みでした。コンサルティングも安いプランでも70〜95万円ほどになるので、気軽に学べる場所がないのが課題だったんです。

そこで最初は、モッシュさんのようなサービスでコンテンツ販売をしようと考えていました。例えば1回3,000円や5,000円の講座を単発で提供するイメージです。

――なるほど。コンテンツ販売や単発の講座ですね。

三島さん:
はい。ただ、それだけだと果たして結果につながるのかと考えたんです。受講して「はい、終わり」となってしまうのでは意味がないし、逆に中途半端にしてしまうことは失礼だとも思いました。

やはり継続的に学びを届けることが重要だと考え、課題提出や添削、Zoomを繋いだやり取りなどを通じて、もっと深い学びを提供できる仕組みが必要だと気づいたんです。

そこでオンラインスクールという形が適していると判断して、最終的には「やっぱりオンラインスクールにしよう」と決めました。

FANTSとの出会いと選んだ理由

――当時、オンラインスクールのサービスはいろいろあったと思いますが、比較検討はされたのでしょうか?

三島さん:
いえ、ほとんど比較はしていないんです。というのも、先に友人がFANTSを使ってサービスを提供していて、その運営の様子を間近で見ていたんですね。

実際に拝見して「こんなふうに運営できるんだ、私にもできそうだな」と感じたので、自然とFANTS一択になりました。友人が実際に使っていたのを見て、自分にもできそうだと確信しました。

――ユーザーとしてもFANTSを利用された経験があると伺いました。そのときの印象はいかがでしたか?

三島さん:
はい、利用者としても触れていました。ただ正直に言うと、アプリを開いたときに最初に表示される「お知らせ」や「コンテンツ」の部分しか見ないことが多くて、下にあるメニューまでチェックする人は少ないんじゃないかと感じました。

私自身も「これしかないのかな?」と思ってしまったことがあって。なので、今後は自分が運営する際には、どうすれば利用者にきちんと導線をたどってもらえるか、工夫していく必要があると感じています。

FANTS導入前の不安と決意

――実際に導入を検討されるとき、不安はありませんでしたか?

 三島さん:
もちろんありました。「やったはいいけれど、人が集まらなかったらどうしよう」「準備に膨大な時間がかかるのではないか」と葛藤は大きかったです。最初の頃は、自分がストッパーになってなかなか動き出せませんでした。

ただ一方で、身近な実例から勇気をもらったのも事実です。たとえば、私が参考にしていた東洋医学の先生は、FANTSを使って月に2本ほど動画を配信されていました。

まるでYouTubeのように学べる形で運営されていて、「こういうスタイルならできるかもしれない」と思えたんです。運営面についても「集金や領収書は全部事務局がやってくれるから大丈夫」と教えていただいて、「それなら忙しい私でもやっていける」と背中を押されました。

準備段階では、入会してすぐに「コンテンツが何もない」という状態にはしたくなかったので、講座を3〜4本きちんと格納した状態でスタートさせるよう心がけました。

作り込みには相当な時間と労力がかかりましたが、その分、安心して会員の方を迎えることができたと思います。

FANTS導入によって得られた成果と手応え

――FANTSをご利用いただいて感じている成果をお伺いしてもよろしいですか?

三島さん:
一番大きいのは「結果が出せているオンラインコミュニティを作れた」という手応えですね。サロンの中では私自身のメソッドを講座化して提供しているのですが、それを通じて受講生のセラピストさんの売上がしっかり伸びているんです。

単発の学びではなく、課題提出や添削を通じて着実にスキルが身についていくので、数字としての成果が出やすくなりました。

――オンラインスクールの立ち上げではキャッシュフローを安定させたいというニーズが多いですが、その点はいかがでしたか?

そうですね、会社としてもサブスク型の仕組みでキャッシュが安定するようになったのは大きな助けになっています。従来のコンサルティングは一括受注で波がありましたが、FANTSを導入したことで毎月の収益基盤が整い、安心して次の挑戦に投資できる環境ができました。

会費も月額1万5,000円と決して安くはない設定にしましたが、それでも「学びたい」と集まってくださる方がこんなにいるんだと驚きました。

むしろ高額だからこそ「本気で学びたい」という方が集まり、コミュニティ全体の熱量やレベルが一段と上がったのだと思います。

さらに嬉しいのは、スクール内で自然と横のつながりが生まれていることです。メンバー同士で食事に行ったり、撮影会を企画したりと、自発的に交流が広がっています。

私が意図しなくても「学び合い、支え合う場」になっているのを見て、FANTSで始めて本当に良かったと感じています。

ーーFANTSのUI/UXの面で使いやすかったポイントなどはありますか?

FANTSの便利だと感じる点の一つが「ピン留め機能」です。正直、多くのユーザーの方は最初に表示されるタイムラインやスライド部分しか見ていないことが多いです。

下にあるメニューまできちんと確認する方は意外と少なくて。だからこそ、重要なお知らせやコンテンツをピン留めしておくと、嫌でも目に入るんですよね。これは本当に助かっています。

また「講座機能」も重宝しています。順番に視聴してもらえる仕組みがあるので、受講者が学びを体系的に積み重ねやすいと思いました。

さらに課題を提出してから次に進む、といった設計も可能なので、参加者のアウトプットを自然に促せる点も魅力だと感じています。

今後の展望と運営の在り方

――今後についての展望や、運営の仕方についてどのように考えていますか?

三島さん: そうですね。今は一人で運営しているので、今後はスタッフに任せていきたいと思っています。経費も計画的に使っていかなければならないですし、コミュニティの規模も大きくしていきたいので。

実際、これまでもオンラインサロンのローンチで一気に50人ほどが入会することもあって、来年は500人を目指したいと考えています。

ただ人数を増やす一方で、私自身の負担が過度に増えないようにすることも大事だと思っています。スタッフや、場合によってはサロン内のメンバーに役割を担ってもらいながら、セッションや壁打ち会を実施していくイメージで、よりスクールを活性化していければと思っています。

私自身はこれからもコンサルティングや講座のクオリティを高める部分に集中し、運営の一部を周囲に任せることで、より多くの方に学びを届けながら、無理のない形で継続していきたいと思っています。

まとめ

三島優子さんは「ファンづくり」を軸に、オンラインスクール/サロンの可能性を広げてくれました。
人数を追うのではなく、一人ひとりに寄り添う姿勢を大切にしつつも、FANTSを活用することで“継続的に学びを届けられる仕組み”を実現。
結果として、受講生の成果向上と自身の事業の安定化を同時に叶えています。

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