Mediers(ミリアズ)

「表現する私がメディアになる」をコンセプトに掲げる「表現力」を軸に──元宝塚の華香ゆうさんに聞く、FANTS導入検討の理由

表現力 / ビジネススクール

この事例のまとめ

課題
課題
  • 動画配信型のオンラインサロンは「見るだけ」で、参加者との交流やフィードバックが生まれにくかった
  • オンラインとオフラインの活動が分散し、運営負荷や導線の複雑さが増していた
  • 幅広いテーマで発信していたため統一感が薄く、自身も方向性に迷いを抱えていた
効果
効果
  • FANTSの専用アプリにより、動画・コラム・ライブ・チャットを一元化し、導線がシンプル化
  • サロンとスクールを統合することで運営負担が軽減し、参加者も目的を理解しやすくなった
  • 「表現力」にテーマを集中させることで、女性起業家の自己表現を支援する場として存在感が強化された

美容から表現力へ。自身の経験を糧に、女性起業家の「自分らしさを伝える力」を支援してきた柳澤優さん。活動が広がる中で、FANTSを導入し、オンラインとオフラインをつなげた新しい学びの場を形にしています。

柳澤 優
表現力プロデューサー / 起業家サポートコンサルタント 柳澤 優

幼少期から表現にコンプレックスを抱えつつ、宝塚で「存在感の伝え方」を学ぶ。自身の経験を活かし、現在は女性起業家を中心に、外見・立ち居振る舞い・発信を通じて“自分らしさを表現する力”を育むサポートを行っている。

これまで自身の活動を発信しながら、起業家に向けたビジュアル・表現サポートを行ってきた柳澤優さん。
以前は動画配信に特化したオンラインサロンを運営されていましたが、動画を“届けるだけ”の形に限界を感じていたようです。

「想いはあっても伝わっていない」──女性起業家コミュニティに参加した際の気づきが、活動の軸を「表現力」にシフトさせる大きな転機となりました。外見や立ち居振る舞いに“何者か”という雰囲気が立ち上がるサポートをしたい。その想いから【起業家のための表現力スクール】を立ち上げ、現在は女性起業家を中心に伴走しています。

活動の幅が広がる一方で、発信の場が分散し、運営負荷や参加者導線の複雑さに課題も感じていました。そんな折に注目したのが「FANTS」。専用アプリでコンテンツとコミュニティを一元化できる点や「伴走支援」が導入検討の大きな理由になったといいます。

今回は、柳澤さんがFANTS導入を検討した背景や、活動の主軸を「表現力」に据えるに至った経緯を伺いました。

[ 聞き手:藤井鈴菜・立川拓真]

オンラインサロン運営の原点と変遷

――FANTSを始める前は、どのような活動をされていたのですか?

柳澤さん:
最初は小さく、女性向けの美容レッスンから始めました。当時は美容家としても活動しており、「女性をきれいにする」ことをテーマに毎月レッスンを続けていたんです。その流れで、美容家を育成する美容塾をオンラインで立ち上げたのが最初のサロン活動でした。

ただ、続けていくうちに、美容そのものを目指す人だけでなく、ライフスタイル全般に興味を持つ方も増えてきました。そこで対象を広げ、美容にとどまらず、暮らしや日常に関わる情報も伝えるサロンへと発展させていったんです。

――その後、活動の方向性はどう変わっていったのでしょう?

柳澤さん:
私自身、もともとは自己表現がとても苦手でした。幼い頃からバレエをしていても「地味だ」「表現力が足りない」と言われ続け、強いコンプレックスを抱えていたんです。そんな中で出会った先生に「声を出して、思い切って自分を表に出してみなさい」と指導を受け、少しずつ殻を破れるようになりました。

その後、宝塚での経験を通じて、舞台の上で「個性をどう引き出し、存在感をどう伝えるか」を学びました。ここで培ったものが、今の活動の原点になっています。

その思いを形にしたのが、現在の主軸である「マイプロデビュー」という表現力スクールです。単にスキルを教える場ではなく、自分らしさをどう表現し、人を惹きつけるかという本質的な部分を伝えるもの。

そして、この「マイプロデビュー」を受講している方々が、日常的にも表現力に触れられる場を作りたいと考えたのが、今のコミュニティ「ミリアズ」を始めるきっかけでした。

いただいた文字起こしに合わせて、見出し本文をブラッシュアップしました。実際の発言をベースにしつつ、読みやすく整理しています。

FANTSを選んだ決め手「専用アプリで完結」と「信頼感」

――以前のオンラインサロンは、どのように運営されていたのですか?

柳澤さん:
当時は専用の動画配信プラットフォームを業者さんに作ってもらい、そこで動画を配信していました。イメージとしてはYouTubeに近くて、会員は「動画を見るだけ」という一方向の仕組みでした。

コラムやライブ配信、コメントのやりとりなどはできなかったので、参加者からのフィードバックを受け取る場にはなっていなかったんです。

――そうした運営方法に、課題を感じるようになったのですか?

柳澤さん:
はい。最初の頃はそれでも十分満足していただけていました。ただ、時代が進んでYouTubeなどで質の高い動画が無料で見られるようになると、「動画だけでは物足りない」と感じるようになりました。

やはり、コラムやライブ配信、チャットのように多様なコンテンツが一つにまとまっていることが大切だと思ったんです。

――FANTSを知ったきっかけは?

柳澤さん:
最初は広告で知りました。そこから調べていくと、田村淳さんなど著名人が活用している事例が出てきて、「信頼できる器だな」と感じました。

知人から直接勧められたわけではありませんが、有名な方の事例を見て安心感があったのは大きかったです。

――最終的に導入の決め手になったのは?

柳澤さん:
一番はやはり、専用アプリ内で完結できる点でした。DMMなど既存のサロンサービスもありますが、自分専用のアプリを持てるわけではないですよね。

FANTSなら動画・コラム・ライブ・チャットが一つのアプリに収まり、参加者も運営側も導線がシンプルになる。そこが非常に魅力的で、「これならやってみたい」と思えました。

活動主軸のシフト「表現力」を中心に

――FANTS導入と同時に、活動の軸も見直されたそうですね。

柳澤さん:
はい。ちょうど自分のサロンも変えたいと思っていたタイミングでした。今までのように幅広く「ライフスタイル全般」をテーマにするのではなくて、もっと一目で新しいことに挑戦していると伝わるような形にしたかったんです。

――具体的には、どういった活動に軸を合わせたのですか?

柳澤さん:
メインでやっているのが「起業家さんのビジュアルサポートスクール」という表現力に特化したスクールです。

なので、サロンのテーマもそこに合わせていきたいと思いました。ふわっとしたライフスタイル全般ではなく、しっかりと「表現力」にフォーカスしていくことにしました。

――もともと表現することは得意だったのでしょうか?

柳澤さん:
いえ、むしろ全然得意ではなかったんです。

小さい頃からずっとバレエをやっていましたが、先生には「アピール力がない」「地味だ」と言われていて、すごくコンプレックスを抱えていました。

練習量は多かったのに、コンクールで結果を残せないことが続いていました。

――その苦手意識をどうやって克服されたのですか?

柳澤さん:
高校生の頃に出会った先生に「声を出してみなさい」「思い切って自分を出しなさい」と言っていただいたのが大きかったです。

挑戦してみたら、周りの空気が変わって、人に与えられるものがあると実感できたんです。そこから自己表現の楽しさを感じるようになりました。

――宝塚でのご経験も大きな影響があったそうですね。

柳澤さん:
はい。宝塚に入ってからは、プロとして「人を惹きつける表現」を学ばせてもらいました。存在感の出し方や、人を魅了する表現は宝塚で身につけたものです。

ただ、今でも私は緊張しいですし、表現が得意だから教えているわけではありません。むしろ苦手だからこそ、同じ悩みを持つ女性たちに寄り添えると思っています。

――美容から表現力へとテーマが変わったようにも見えます。

柳澤さん:
たしかに外から見ると「美容から表現力へ」と変わったように映るかもしれません。でも、実際に自分が言っていることは昔からほとんど同じなんです。

最初は美容のレッスンから始めましたが、その頃から「内面をどう伝えるか」という部分にずっと触れていました。

ターゲットを女性起業家に定めた理由

――現在は女性起業家を主な対象にされていますが、その背景を教えてください。

柳澤さん:
一度だけ女性コミュニティの集まりに参加したことがあったんです。それまでそういう場には行ったことがなかったので、「ちょっと覗いてみようかな」という軽い気持ちで足を運びました。

そこで率直に感じたのは、皆さん起業家として自分の想いを語っているのに、それが外見や立ち居振る舞いにまったく現れていないということでした。

やりたいことやビジョンはあるはずなのに、表現されていないから、正直みんな同じように見えてしまっていたんです。

結局、自分の芯や思いは外見や雰囲気ににじみ出るものだと思います。そこが設計されていないと、どれだけ熱い気持ちを持っていても相手には伝わらない。その姿を目の当たりにして、「表現の仕方を知らないだけなんだろうな。

だったら、そこをサポートできる場が必要だ」と強く感じましたことがきっかけでした。

スクール「マイプロデビュー」のしくみと位置づけ

――女性起業家をターゲットにしたとき、どのような課題を感じられたのですか?

柳澤さん:
女性コミュニティに参加したとき、「学校みたいな雰囲気から抜け出せていない」と感じたんです。みんな思いを持っているのに、自分らしく輝く表現ができていない。

誰かのやり方を真似しているように見えてしまって、本来の個性が立ち上がってこない。

「これは表現力だ」と気づいた瞬間でもありました。自己表現の仕方を知らないだけで、本当はもっと輝けるはず。義務教育でも教えてくれない領域だからこそ、私が伴走できるのではと思ったのがきっかけでした。

――実際のスクールはどのように運営されていますか?

柳澤さん:
「マイプロデビュー」は半年を1クールとし、月1回の全体講義と実習、さらに月1回の1対1コンサルティングを行っています。受講生は準備中の方から数年目の方、ブランクから再始動する方まで幅広いですね。

1対1のコンサルは対面で10名ほどを担当しています。2024年からスタートして、今は4クール目に入りました。これまで延べ40〜50名ほどの方に受講いただいています。

――リアルでの講座は大変ではありませんか?

柳澤さん:
もちろん労力はかかります。ただ「マイプロデビュー」に関しては、リアルでなければ伝わらないと考えています。人の表現や存在感は、直接会ってこそ響くものなので、ここは譲れません。

一方で、価格やスケジュールの制約があるのも事実です。だからこそ、FANTSを活用したオンラインコミュニティを立ち上げました。そこでは「いきなり対面はハードルが高いけれど学びたい」という層にアプローチできています。

オンラインとオフラインをうまく分担させることで、全体としての学びの導線がつながっていると思います。

何を捨て、何を残すか。オフラインとオンラインの統合の意思決定

――オンラインとオフラインで活動が分散していたと伺いました。統合を考えたきっかけは何だったのでしょうか?

柳澤さん:
やっぱり分散していると労力が倍かかるんですよね。頭を切り替えなきゃいけないし、方向性もそれぞれで違う。

そこで参加している人たちの目的も異なるので、私自身もそれに合わせて“チューニング”しなきゃいけない。正直、とても大きな負担でした。

統合してしまった方が運営する側としてもやりやすいし、見ている参加者にとっても分かりやすい。結果的に労力も減って、とてもスムーズになりました。

――なるほど。前は分散してしまっていたから、複雑性が出て統一感がなかったということですね。

柳澤さん:
そうですね。やっていること自体はそんなに変わらないんですが、やっぱり統一感がある方が断然やりやすいです。

――とはいえ、統合するにあたって何かを捨てる決断も必要だったと思います。その時の気持ちはどうでしたか?

柳澤さん:
もちろん「今のままでもいいのでは?」という気持ちはありました。既存の場にも来てくれている方はいましたし、「変えなくてもいいんじゃないか」という迷いは大きかったです。

でも、1年くらいずっとモヤモヤした状態が続いていたんですよね。

だから「どうせやるなら本気でやりたい」と思ったんです。結果がどうであれ、自分が一番熱中できる形に寄せることが大事だと感じて、統合を決断しました。

――既存のサロンから新しいコミュニティへの移行はどのように進めていますか?

柳澤さん:
前のサロンに参加してくださっていた方々も、新しい「Mediers」にご案内しています。ただ、以前のサロンも一応残していて、これまでの動画を見たい方はアクセスできるようにしました。新しい発信や案内はすべてMediersで行い、徐々にフェードアウトしていく形ですね。

中途半端な状態になるのが一番嫌だったので、「まとめて一つにする」と決めました。そのうえで「それでも残ってくれる人に全力を注ごう」と思えました。

まとめ

柳澤優さんは「表現力スクール」を軸に、コミュニティのあり方を再構築しました。分散していた活動を統合し、オンラインと対面を役割分担させることで、より多くの女性起業家に「自分らしさを伝える力」を届けています。美容から表現力へ。一見変化したように見えるテーマも、根底には一貫した想いが流れていました。まさに「自己表現を仕組みに変えた挑戦」と言える取り組みです。

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