縁 -en-

「満員で断るしかなかった」教室が、FANTS導入で作ることができた学びの循環

書画 / オンラインサロン

この事例のまとめ

課題
課題
  • 教室の運営がすべて対面だったため、定員や時間に限界があり、これ以上生徒を増やせなかった。
  • 単発の講座販売が中心で、継続的な関係や安定収益の仕組みをつくりづらかった。
  • 講座・集客・決済などがそれぞれ別ツールで管理され、運営効率が上がらなかった。
効果
効果
  • オンライン化によって全国から受講できるようになり、場所に縛られない運営が可能に。
  • コミュニティ型で月額会員を設けたことで、生徒とのつながりが続き、収益も安定するように。
  • すべてをひとつのプラットフォームで完結できるようになり、日々の運営がスムーズに回るようになった。

書画教室を運営する上で、限られた教室のスペースや生徒の受け入れ枠に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?伊藤様が運営する書画教室も、対面授業のみの環境ではキャンセル待ちが2年続くほどの人気を誇る一方で、新たな生徒を受け入れることが難しい状況が続いていました。

そんな課題を解決するために導入したのが、オンラインサロンのプラットフォーム「FANTS」です。本記事では、伊藤様がFANTSを導入した経緯や、その結果どのような変化があったのかについて詳しく伺いました。

伊藤 一樹
書画家 伊藤 一樹

少期から書道を習っていたわけではなく、独学で書画の道を歩み始めました。

2014年に岐阜県恵那市岩村町に移住し、ギャラリー「約束の樹」を設立。同年、ミラノ万博に作品を出展し、2016年には京都清水寺へ作品を奉納するなど、国内外で活躍しています。

また、教育機関や企業での講演も行い、幅広い層から支持を得ています。

書画家・伊藤一樹さんは、愛知県春日井市出身で、現在は岐阜県恵那市に拠点を構え、同市の観光大使も務められています。

建築を学び、企業勤務を経た後、「もやもやした気持ちを筆ペンとスケッチブックで吐き出したこと」がきっかけで、書画を独学でスタート。書道や絵の正式な教育を受けたわけではなく、自らの内面と向き合うなかで“角がなくて、力強い文字”という独自の書体を確立されたそうです。

岐阜・恵那市岩村町にあるギャラリー「約束の樹」を拠点として、作品展示・販売・教室運営を行っており、全国の神社仏閣への揮毫・奉納実績も豊富です。

作品活動のみならず、「心に寄り添う書画」をテーマに講演や教室運営も行い、オンライン・オフライン双方で100名を超える生徒さんを抱え、「書画を通じて仲間と共に〈ご縁〉を育む場」をつくることを目指してこられました。

そんな伊藤さんが、目の前のリアルな「教室運営」の枠を超え、より多くの人が場所・時間を問わず参加できる「筆を通して人と心がつながる場所」としてのオンラインコミュニティを構築すべく、今回 FANTS を導入されるに至りました。なぜオンラインが必要だったのか、FANTSを選んだ理由、運営の工夫と課題、そしてこれからの展望について伺います。

公式サイト

Instagram

オンラインコミュニティを始めるまでの活動

人生を変えた最初のご縁

まずはオンラインコミュニティ「縁 -en- 」を始めるまでのご活動をお伺いしたいです。

私はこの業界に身を置いて今年で17年目になります。ですが、最初からこの業界にいたわけではありません。

書画のお仕事を始める前はどのようなご活動をしていらっしゃったのですか?

書画・書道業界の前は建築業界でした。建築業界で独立をし起業したのですが、失敗をしてしまいました。当時、うまくいかないことが重なり、人生の方向を見つめ直す時期に差し掛かっていました。
そんなとき、ある方からの一言が、私の中で大きな転機となりました。

どのようなアドバイスをいただいたのですか?

「人生を畑に例えると、今は更地になったタイミング。だから新しい芽が出るのを待つタイミングなんだ」というアドバイスをいただきました。

今までは本当に自転車操業でやっていて、立ち止まるということを知りませんでした。ですが、そのアドバイスをいただいたことで、初めて「待つ」ということを学びました。

名駅の路上で文字を書き始める

そこから、書画を始めるに至ったのはどのような経緯でしょうか?

アドバイスをしていただいた当日に、今までの方向性をゼロから見つめ直そうと思い、自宅にあったスケッチブックに筆ペンで心の中のモヤモヤとした感情を、吐き出すように書きました。

すると、いつの間にかモヤモヤしていた気持ちがすっきりしたと同時に、言葉の偉大さを感じました。そこから書画にのめり込んでいきました。

伊藤様が書画を生業として取り組まれる中で、ご自身や周囲にはどのような変化がありましたか?

そこからは、一回路上でもいいので自分なりの書画をやってみようと思い、近くの100円ショップで道具を一式揃えて、1年間ほど活動をしていました。

路上で作品を作りながら、お気持ちとしてお代をいただくような形で活動をしていました。そこで、小学6年生くらいの子が100円で絵を買ってくれたり、作品を通じていろんな人たちに出会う楽しさや面白さを感じながら活動していました。

最初はご自身の作品を販売するというところから始められて、その後書画を教えることも始めていったのですか?

路上での活動をしていると、ご縁があり岐阜県の恵那市というところに移住をし、そこでギャラリーを開かせていただけました。

ギャラリーをやっていると、お客様から「私も書画を学びたい」という声をいただくようになり、これがきっかけで書画教室を始めました。

オンラインコミュニティを始めようと思ったきっかけ

合計100名以上の生徒がいてキャンセル待ちが2年続いた

書画のオフライン教室は具体的にどのような形で進めていたのでしょうか?もし、その時の課題などあれば教えてください。

最初は対面型オフライン教室をやっており、大変有り難いことに次第に人気が出てきたので、名古屋市内などの都市部での教室を開くことができました。 オフラインでの書画教室は月額4,000円で名古屋市内の教室は5,500円でやらせていただいていますが、両方の教室合わせると100名以上の生徒数まで成長することができました。

一方で参加人数が拡大するとともに、教室自体のキャパシティが物理的に耐えれなくなってきましたた。また、一度入会した生徒の方は長く継続してくださっているため、継続していただくことはとても嬉しいことなのですが、新規の生徒様が入っていただくには既存のお客様がキャンセルしていただくしかない状態になっていました。

結果的にオフラインの教室はキャンセル待ちが2年ほど続く状態になってしまいました。

「学びたい」と声をかけてくださる方に十分に応えられないことが心苦しく感じるようになりました。そんな中で、これまで遠方から通ってくださっていた生徒さんや、足が不自由で移動が難しい方から「オンラインで学ぶことはできませんか?」というお声をいただくようになったんです。

教室に通っている生徒への付加価値として

オンラインコミュニティを導入したのはどういった理由や背景があったのでしょうか?

もともと私は、直接会って筆を取る“場の空気”を大切にしてきていましたが、「遠方からでも参加したい」「足が不自由なので教室までは行けないが、書画を学びたい」とご相談を受けたのが最初にオンラインで学べる方法はないのかを考えるようになったきっかけになります。

そんな中、会えなくても心はつながる形にたどり着き、オンラインコミュニティという方法にたどり着きました。

オンラインコミュニティを導入することで、遠方の方や対面の教室に参加できない方への学び場になえり新しい人も入りやすくなる。また、対面の教室に参加していただける方へのオンラインコミュニティが付加価値になるのではないか。とオンラインコミュニティの可能性を思考する日々でした。

オンラインコミュニティが付加価値になるとは、どのようなことでしょうか?

対面の教室では、一ヶ月に来られる回数や頻度に上限があります。ですが、オンラインコミュニティだと時間さえあれば、いつでもどこからでも学習をすることができるようになります。オフラインの教室で学習したことをオンラインコミュニティで学びを深めたり、参加した生徒様同士がオンラインコミュニティを通して交流が生まれることで付加価値がでるのではないかと考えていました。

FANTSを選んだ理由と、実際に利用してみての感想

何かあったときにすぐにサポートをしてくれる

次に、数あるプラットフォームの中からFANTSを選んでいただいた理由を、ぜひ教えてください。

私自身、オンラインコミュニティの専門家ではありませので、オンラインコミュニティの運営上で分からないことがあったり、トラブルがあった場合にすぐに対応をしていただきたいと思っていました。

FANTSでは、ディレクターの伴走支援を受けられるため、ここが最終的な決め手になりました。

実際の伴走やサポートの内容はいかがでしたか?

私が運営するオンラインコミュニティ「縁-en-」の場合だと、年齢層的にインターネットや専用のアプリというもの自体について、あまり慣れていない方が多いため、上手くアプリに登録をできるかどうか心配していました。

そこで、FANTSのディレクターの方に実際に教室までお越しいただいて、生徒さんにアプリへの登録方法を丁寧に説明をするなどの、サポートをしていただきました。

ライブ配信機能を使うことができる

機能的なところで、FANTSを選んでいただいた理由があればぜひ教えてください。

機能的なところだと、ライブ配信機能があるところが良かったです。

元々Instagramでライブ配信をしていて、好評だったので縁 -en- の中でもそういったことができればと思っていました。

実際にFANTSのライブ配信機能をご利用いただいてみていかがでしたか?

FANTS内でライブ配信をして、ライブ配信が終わったらそのままアーカイブ動画として残しておくことができたところが、非常に良かったです。

特に直近ではライブ配信で、私の配信を見ながら一緒に筆ペンで描いてみようといったことをしたりと、ライブ配信自体に力を入れていますが、とても満足しています。

オンラインコミュニティ運営で工夫していること

動画コンテンツを1年間分準備

次にオンラインコミュニティ「縁 -en- 」の運営で工夫していることをぜひ教えてください。

入会をしてもコンテンツが充実していなければせっかくオンラインコミュニティを開設しても、生徒さんに満足していただけないと思い、まずは12ヶ月分の課題動画をコンテンツとして準備するようにしています。

課題動画は、どのような方法で行なっているのですか?

課題動画では、月に一回生徒さんに作品を提出してもらい、私が添削をするといったことをしています。

課題の内容は12月であれば年賀状、春であればお雛様、夏であればひまわりのように、四季を感じられるものにしています。

情報をいち早く受け取ることができるようになった

オンラインコミュニティ導入の目的として、対面の教室の補助的な機能を担うものとしてご検討されていたかと思いますが、こちらはいかがでしたでしょうか?

元々の想定としては、遠方に住んでいたりなど制約があり気軽に対面の教室に通うことが難しい方にも、オンラインで学習コンテンツを提供するということでした。

実際に始めてみて対面の教室の生徒さんは、普段の教室に追加でさらに学ことができるようになりました。

もし、実際の生徒様からの声があればお伺いしたいです。

情報をいち早く受け取ることができるようになった、という声をいただいています。

私がコンテンツを発信するとき、まずはオンラインコミュニティ「縁 -en- 」の中で投稿をして、外部にも出せるものはその後にInstagramに投稿をするようにしています。

先に情報を受け取ることができるので、お得感を作ることができています。

普段の教室では聞けないことも、気軽に聞ける

他にも生徒様からの声があれば、お伺いしたいです。

オンラインコミュニティ「縁 -en- 」の中であれば安心感があるので、対面の教室では聞けないような質問を気軽にすることができる、と言った声をいただいています。

オンラインコミュニティだと、普段聞けないことを聞けるのはなぜでしょうか?

これに関しては、元々想定をしていなかったのですが、オンラインコミュニティはクローズドな環境になっているので周りの目を気にせず聞きたいことは聞ける環境を作れたことは良かったです。

もともと想定していた構想があったと思うのですが、構想に近い形で運営できているのでしょうか?

そうですね。もともと構想していたオフライン教室の付加価値としてのオンラインコミュニティのような立ち位置はできていると実感しています。実際に、課題の提出だったり、参加者同士の交流もみられオフラインとオンラインの相互作用が生まれており、想定していた以上の結果でかなり満足しています。

今後の展望

オンラインコミュニティを通して自身のマインドを発信

最後になりますが、今後FANTSを使って実現したいことや展望はあれば教えてください。

もう少しで、オンラインコミュニティ「縁 -en- 」をスタートしてから一年になります。この一年間はまずは掘り下げてコンテンツを作っていこうと決めて、活動をしていました。

また、生徒さんも私もだんだんとFANTSのアプリや機能に慣れて、使いこなすことができるようになってきたと感じています。そのため、これからは生徒数を増やしてオンラインコミュニティ「縁 -en- 」自体をどんどん成長させていきたいと思っています。

具体的にどれくらいの人数規模にしたいかは想定されていますでしょうか?

現在、合計で50名ほどの生徒数となっているので、まずは100名以上に成長させたいと思っています。

参加していただける人数が増えれば、その分収益も増やすことができます。そうすることで、今まで以上にコンテンツを充実させることもでき、今参加していただいている生徒さんにも。メリットのある形で運営をすることができると思っています。

素敵な展望ですね。他にも今後の目標や展望があれば教えてください。

私自身、今は書画に紐づいた形で学習コンテンツをお届けしていますが、私自身の経験や考え方などマインドに近い部分についても、どんどん発信をしていきたいと思っています。

元々路上で活動をしていて、そこから予約2年待ちの教室にまで成長できた経験を元に、もっと生徒さんに学んでいただけるところがあるのではないかと思っています。

【まとめ】「会えなくても、心でつながる」書画が導いたご縁が、FANTSで広がっていく

伊藤さんの歩みは、「立ち止まる勇気」から始まりました。路上で筆を取り、心の内を描くことで再び人とつながり、書が“生きる言葉”へと変わっていった。その延長線上にあったのが、リアルを超えて“ご縁を結び続ける場所”をつくる挑戦でした。

筆を交わす時間は、単なるレッスンではなく「心を整える時間」。FANTSというアプリ完結の環境が、その学びを日常のリズムに溶け込ませ、遠く離れた生徒とも温度のある関係を育てていく。

教室での緊張感、ライブ配信での一体感、コメントでの温かな交流。
それぞれの瞬間が重なり合って、“書画”は一人の技から、みんなの学びへと姿を変えていく。

これからは、筆を通じて「心を届ける」活動をさらに広げていく。
書を学ぶことが、誰かの背中をそっと押すような優しい循環を、FANTSと共に紡いでいく挑戦が始まっています。

オンラインコミュニティのお悩みは、『FANTS』にご相談ください!

エンドユーザーに続く体験を届ける仕組み

チャット・コンテンツ・イベント・決済など、必要な機能をすべてアプリ完結で提供
ユーザーはアカウント登録だけで学び・交流・購入まで一気通貫で体験できるため、
コミュニティが“日常に溶け込む場所”として自然に続きます。

クリエイターが簡単に運営できるノーコード管理

専門知識不要で、ノーコードでページ作成・講座販売・決済設定が可能。
メンバー管理や投稿予約もワンクリックで完結し、SNS運用感覚でオンラインサロン・スクールを立ち上げられます。運営の手間を最小限に抑え、想いを形にする時間に集中できます。

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「売上を伸ばしたい」「離脱を減らしたい」などの課題に合わせて、マーケティング・運営設計・機能活用を一体で支援します。一人で悩まず、チームで成果を積み上げる環境を提供します。

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【正しさ以上に楽しさ】を軸に、書画を楽しく描けるようになりたい人。伊藤一樹を応援したい!サポートしたい!という人。

そんな想いを持った人と人とが『ご縁』をテーマに繋がることができます。

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