発達支援の専門家がFANTSを選んだ理由とは?【こはスク】
今回は発達支援の専門家が集まり最先端の知見を学び会う『こども発達支援研究会』について、代表理事の前田智行さんにFANTSを導入した背景や、オンラインコミュニティ運営で大切にされていることなどについて詳しくお話をお伺いしました。(聞き手:FANTS編集部シノダ)。
▼目次▼
- 自己紹介
- オンラインコミュニティを始めようと思ったきっかけは?
- FANTSを選んだ理由は?
- コミュニティ運営で大事にしていることは?
- 集客のコツは?
- FANTSでオンラインコミュニティ開設をおすすめしたいひとは?
- オンラインコミュニティの悩みはFANTSにご相談ください
1.自己紹介
こども発達支援研究会 代表理事 前田 智行
一般社団法人こども発達支援研究会理事。横浜国立大学教育人間科学部卒業後、武田薬品工業にて勤務。
その後、横浜市の公立小学校、放課後等デイサービスでの勤務を経て2020年より現職。
現在は、研究会にて専門人材の育成や、各研究機関と連携し、現場にエビデンスを元にした支援を実践するための活動に従事。
毎週末行われる、発達支援に関わる勉強会は、毎回数百人が参加する人気コンテンツになっている。
著書:
「UD学級への6原則」「ユニバーサルデザインの学級づくり」「子どもの発達障害と感覚統合のコツ」
2.オンラインコミュニティを始めようと思ったきっかけは?
シノダ:
今日はコミュニティを立ち上げたきっかけについて詳しくお話を伺いたいと思います。まず、なぜコミュニティを始めようと思ったのか、その背景を教えていただけますか?
前田さん(以下敬称略):
もちろんです。私たちがコミュニティを立ち上げるに至った大きな理由は、根拠ある教育手法や支援方法が現場に広がりにくいと感じていたからです。
例えば、大学等の研究機関で調査された教区の手法が現場の先生がすぐ使えるかと言えば、かなり難しいと言えます。
これは、研究で得られた知見をどう現場で使っていけばいいのか、を伝える橋渡しの役を担う人材が少ないという理由があります。
シノダ:
なるほど。そうした背景から、オンラインコミュニティを始めることにしたんですね。スクールなど直接教える形式ではなく、コミュニティという形を選んだ理由についてもお聞かせください。
前田:
一つには、最新の情報を速く届けることができるということがあります。
この業界では毎日、新しい情報がさまざまな場所から発信されています。その情報をタイムリーに発信したいと思っています。
従来のスクール形式では、新しい情報を迅速に取り入れるのは難しいですし、新聞記事には最新情報が書かれていますが、その真偽が曖昧なことも多いです。
専門家が集まるオンラインコミュニティであれば、専門家同士がリアルタイムで議論し情報の精査をすることが可能になります。
シノダ:
確かに、新聞などの情報は専門性が必ずしも高いとは限りませんね。
前田:
そうなんです。私たちのコミュニティには、各分野の専門家が集まっているので、情報の質が高く、信頼性もあります。
また、コミュニティ形式であれば、参加者が自分のペースで学び続けられるという点も大きいです。コミュニティへの参加のハードルを下げて、毎日少しずつでも楽しく学び続けることが、長期的には深い学びにつながると考えています。
さらに、コミュニティ内での相互交流を通じて新たな視点やアイデアが生まれることも期待しています。
3.FANTSを選んだ理由は?
シノダ:
たくさんのプラットフォームがある中で、なぜFANTSを選んだのか、その理由を教えていただけますか?
前田:
FANTSを選んだ理由はいくつかあります。
FANTSは定期的にバージョンアップがされるので、時代に対応した機能を使うことができます。また、担当者が非常に熱心に対応してくれたことも大きなポイントでした。
シノダ:具体的にはどのような対応をしてくれたのでしょうか?
前田:
例えば、私たちの要望に対して迅速に対応してくれたり、コミュニティ運営に関するノウハウを提供してくれたりしました。
さらに、フェイスブックから乗り換えた理由の一つに、FANTSでは部屋ごとにタイムラインを作ることができる点があります。
これにより、複数のコミュニティを運営することができるようになりました。特定のトピックごとに専用の部屋を設けることで、情報の整理と管理がしやすくなり、参加者にとっても見やすい構造になっています。
シノダ:
フェイスブックにはその機能がなかったということですね。
前田:
そうです。フェイスブックではタイムラインが一つしかなく、複数のコミュニティを運営するのが非常に難しかったんです。
また、FANTSでは動画の本数制限がない点も魅力的でした。他社では本数制限があったり、本数ごとに追加料金が発生することが多かったのですが、FANTSではその心配がありませんでした。
私たちのコミュニティでは動画での情報発信を多くするため、この点は非常に重要でした。
シノダ:
実際のコミュニティ参加者からの反響についてもお聞かせください。
前田:
参加者からは非常に好評です。実際の数値としても離脱率が非常に低くコミュニティの継続率が高くなっています。
フェイスブックを使っていた頃は離脱率が高かったのですが、FANTSに移行してからは3ヶ月の継続率が75%から120%近くまで上がりました。
シノダ:
それは大きな変化ですね。なぜそのような変化が起こったのでしょうか?
前田:
一つには、アプリで利用ができるというFANTSの使いやすさと交流機能の充実があげられます。また、私たちが提供するコンテンツの質も影響していると思います。
最初は集客が重要ですが、コミュニティが大きくなるにつれて、参加者の離脱を減らすことが重要になります。質の高いコンテンツと、使いやすいプラットフォームがその鍵となります。
さらに、参加者同士の交流が活発であることも、継続率向上に繋がっていると感じます。コミュニティ内でのサポートやアドバイスの交換が、参加者の満足度を高めています。
4.コミュニティ運営で大事にしていることは?
シノダ:
コミュニティ運営で特に大事にしていることは何ですか?
前田:
私たちは、参加者が知りたい情報を提供することを最優先に考えています。特に参加者が「こんなことで困っている」という脳みそをベースにしてコンテンツを作成するので、満足度を高めることができていると考えています。
また、心理的安全性の高いコミュニティの雰囲気づくりも大切にしています。
参加者が安心して質問したり、コメントできる環境を目指して日々アップデートを繰り返すことでコミュニティが活性化していきます。
シノダ:
具体的にはどのように運営しているのでしょうか?
前田:
例えば、参加者からの意見を積極的に収集し、参加者が「知りたい」と思っている情報を届けるようにしています。
また、使い方が分からないという声には、チャットなどで迅速に対応しています。メールだと対応が遅れることがありますが、チャットならリアルタイムで対応できるので、参加者の満足度が高まります。
シノダ:
オーナーとして継続して情報を発信することも大事ですね。
前田:
はい、その通りです。情報を発信し続けることができるかどうかが、コミュニティの成功の鍵となります。
私は元々情報を発信するのが好きで、その点では私の気質にも合っていると思います。
ただ大量のコンテンツを投稿することで情報が埋もれてしまうため、メルマガにピックアップを引用するなどして、見逃されないように工夫しています。
5.集客のコツは?
シノダ:
集客のコツについても教えていただけますか?
前田:
集客にはFANTSのシェア機能を活用しています。
記事の一部を外部に公開し、続きはコミュニティで見られるように案内しています。また、コンテンツの一部を無料セミナーという形でも紹介しています。
さらに、SNSを活用して情報を広めることで、多くの人々にリーチしています。
シノダ:
無料セミナーは効果的ですね。
前田:
そうですね。無料セミナーでは、参加者に私たちのコミュニティの価値を直接感じてもらうことができます。
シノダ:
どれくらいの会員数規模を目指しているのでしょうか?
前田:
私たちは10年以内に10000人規模のコミュニティを目指しています。
現在、特別な支援を必要とする子どもは、人口の約10%にも達すると言われています。だからこそ、質の高い情報発信と専門家の交流を生むコミュニティは、より多くの人々の生活に貢献できると考えています。
6.今後FANTSに期待することは?
シノダ:
FANTSに期待することを教えてください。
前田:
FANTSにはPDCA(計画・実行・確認・改善)を回して、常に進化し続けて欲しいと期待しています。
細かい改善を如何にできるかが重要です。現状に満足してしまうと進化が止まってしまいますが、FANTSはちょっとずつ新しい機能を出し続けているので、それを続けて欲しいです。
7.FANTSでのオンラインコミュニティ開設をおすすめしたい人は?
シノダ:
FANTSをどのような人におすすめしたいですか?
前田:
良質なコンテンツを発信できる専門性を持っている人、そして継続してコンテンツを発信することができる人におすすめです。
特に、SNSなどで情報発信自体を楽しめる人には、マッチしています。
FANTSを活用すれば、多くの人々に自分の知識や経験を共有することができますし、コミュニティでの交流を通じて新しい価値を創造することができると思います。
シノダ:
今後もより良いサービスを届けられるようにお手伝いさせていただきます。本日は貴重なお話をありがとうございました。
8.オンラインサロンの悩みは『FANTS』にご相談ください
・オンラインサロンをやりたいけど、何からやったらいいか分からない
・限られた人員で企画・運営をするのが難しい
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