オンラインサロンはコンセプトが命!その理由や決め方のコツを解説します
著名人から個人の方まで、様々な方が開設していることで話題のオンラインサロン。
誰が運営しているのか? どんなコンテンツがあるのか? に注目が集まりがちですが、実はオンラインサロンを作るならコンセプト設計が非常に重要なんです。
こちらの記事では、コンセプト設計が重要な理由やコンセプトの決め方のコツを紹介していきます。
オンラインサロンについて
オンラインサロンの定義
オンラインサロンとは、一言で言うなら「オンラインに存在する、月額会員制のクローズドなコミュニティ」のことです。
SNS、チャットツール、専用アプリなどを使ってオンラインで情報発信をしたり、交流したりするもので、月額会費を支払った人だけが会員としてコンテンツを楽しんだり、学んだりすることができます。
オンラインサロンには4タイプある
オンラインサロンの種類としては、大きく分けると以下の4つがあります。
- スキルやノウハウを持つ人がオンラインで講座やセミナーなどを配信する「スキルシェア型」
- タレント・アーティスト・スポーツチームなどのファンが集まる「ファンクラブ型」
- 趣味や関心、夢や目標などで集まり、交流・活動していく「テーマ交流型」
- 自社サービスのユーザーと繋がったり、ブランドとその愛用者が繋がったりする「ユーザーコミュニティ型」
複数のテーマで運営されているオンラインサロンもあり、厳密に分類できるというより、特徴をもとに大きく4タイプあるという感じです。
4つのサロンタイプに関して詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
▶︎オンラインサロンには4種類ある! タイプ別にポイントを整理します。
オンラインサロンでコンセプト設計が不可欠な理由
「わざわざコンセプトなんて考えなくても、オンラインサロンを作るならコンテンツやツールだけ準備して告知すれば始められるのでは?」と思う方もいるかもしれません。
もちろん、「作るだけ」ならその通りです。しかし、多くの人に入会してもらったり、入会した人に価値を感じてもらうには、オンラインサロンでコンセプト設計は不可欠です。以下でその理由を紹介します。
コンテンツやオンラインサロンの価値を感じてもらいやすい
コンセプトにもとづいてコンテンツを作ることで、何のためのコンテンツなのか、どのように使ったり楽しんだりすればいいのかが分かりやすく、会員にオンラインサロンの価値をきちんと感じてもらえます。
逆に、コンセプトが曖昧なままコンテンツを作ると、オンラインサロンに価値を感じてもらいづらくなります。
具体例で考えてみます。オーナーが会員に向けて投稿するコンテンツをイメージしてください。
例えば、「オーナーの思考や視点を知って自分の仕事に生かしてほしい」といったコンセプトであれば、
「〇〇のビジネスコラム」では、私が普段考えていることやどんな視点で物事を見ているのか発信していきます。ぜひ皆さんのお仕事やビジネスのヒントになればと思います!
のように、自己啓発の色が強いネーミング・紹介の仕方が分かりやすいです。
または、「オーナーをもっと身近に感じて、日々の疲れを癒して笑顔になってほしい」というコンセプトであれば、
「〇〇のゆる日記」では、お仕事の合間や寝る前にくすっと笑えるようなゆる〜い日記を書いていきます。コメントで皆さんの一日もどんなだったか教えてくださいね〜!
と、フランクで気軽に楽しめるネーミング・紹介の仕方が合っています。
このように、「コンセプトを決める」→「コンセプトをもとにコンテンツを作る」という順番で作ったコンテンツは、コンテンツそのものの価値も感じてもらいやすくなり、全体としての一貫性も生まれるので、オンラインサロンにも価値を感じてもらいやすくなります。
なお、コンテンツの決め方については以下の記事も参考にしてください。
▶︎【企画編】オンラインサロンの具体的なコンテンツを決めよう!
告知で魅力が伝わりやすい
唐突ですが、興味のあるテーマ(ビジネスでも趣味でも良いのでイメージしてみてください)について、こんなオンラインサロンの告知を見かけたとしたら皆さんは入会しますか?
- 〇〇に役立つ情報を提供しています!
- 月に1回、ライブ配信をやっています!
- Facebookで会員同士の交流ができます!
- ぜひ入会してください!
正直、オーナーが知っている人だとしてもこの情報だけで「よし入会しよう!」となるのはごく少数の人だけだと思います。
それでは、こんな告知だったらどうでしょうか?
- 〇〇について、同じ境遇の人と一緒に学んだり交流できる機会ってあまりなくないですか? そんな場所が作りたいと思って、今回オンラインサロンを開設しました!
- 〇〇に役立つ情報を初級・中級・上級に分けて提供しています!
- 月に1回のライブ配信では質問会や交流会を行います!
- Facebookでお悩み相談したり先輩の体験談を聞いたりできます!
- 〇〇について学ぶ中で孤独を感じている方、一緒に頑張る仲間と繋がりたい方は、ぜひ入会してください!
コンセプト設計をもとに、冒頭に「なぜこのオンラインサロンをやるのか? 何ができる場所なのか?」を入れたことで、グッと興味を引きやすくなっています。
また、コンテンツ説明や「ぜひ入会してください!」の部分もコンセプトを起点にしたものに変えています。少し変えただけで、かなりイメージや納得感が持てるようになっています。
このように、告知においてオンラインサロンの魅力が伝わりやすくなるというのが、コンテンツ設計が必須な最初の理由です。
「このオンラインサロン、自分に合ってるかも!」「役に立ちそう/ 面白そう」と思ってもらうには、コンセプトをもとにした告知がとても大切なんです。
告知や集客についての記事も公開しているので、ぜひ参考にしてください。
▶︎【告知・集客編】告知からスタートまでのスケジュールを決めよう
運営が始まってからの指針になる
オンラインサロンが始まると、新しく会員が増えたり、逆に退会する会員がいたり、「もっとこうしてほしい」と会員からフィードバックがあったり、絶えず変化が起こります。
- 「退会アンケートに『ファンなので入ったけど、真面目な話ばかりでつまらなかった』と書いてあった。何がダメだったんだろう・・・」
- 「『オーナーの投稿だけ見ていたいから会員が書き込めるコンテンツをやめてほしい』と言われてしまった。どうしたらいいんだろう・・・」
など、オンラインサロンの運営は迷うことも多いです。
ただ、そんなときコンセプトがしっかり作ってあれば、それをもとに判断を下すことができます。
例えば、
- 『ファンなので入ったけど、真面目な話ばかりでつまらなかった』と退会した人がいた
- しかし、そもそもコンセプトは「オーナーの思考や視点を知って自分の仕事に生かしてほしい」で、そのようにコンテンツを作りそのように告知したはず
という場合、この人はファンクラブのつもりで入ってしまったケースで、ミスマッチだったということです。
このように、運営する上での指針となるという意味でも、コンセプトは重要です。
オンラインサロンの運営について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
コンセプトの決め方のコツ!
コンセプトの重要性が分かってきたところで、実際にコンセプトをどのように決めるかについても紹介します。コンセプトを考えるコツとしては、以下の項目を書き出してみるとまとめやすいです。
目的
目的とは、「なぜ自分はオンラインサロンをやるのか?」です。
考えるときは、オーナーとなるあなた自身を主語にして、主観や想いを書き出してみるのがおすすめです。
ターゲット
ターゲットでは、「どんな人たちが集まる場所にしたいか?」を考えます。
ターゲットに合わせてコンテンツを考えたり、告知したりするときにもターゲットに合わせた言葉や紹介の仕方をしていくので、よく考えましょう。
漠然としたターゲット像では意味がないので、属性や悩みなどをなるべく具体的に想定しましょう。
会員のゴール
ゴールとは、「会員がオンラインサロンを通して何を得られるか? / 達成できるか?」です。
「こんな状態になれる」というものでもいいですし、「◯◯の資格が取得できる」などでも大丈夫です。
ポイントは会員を主語にすることです。会員にとっての良いことはなんだろう?と考えてみましょう。
キャッチコピー
「オンラインサロンがどんな場所か一言で表現するなら?」というキャッチコピーを考えましょう。
キャッチコピーができれば、集客サイトの見出しやトップにもそのまま使えますし、告知でも興味を持ってもらいやすくなります。
これまでの項目をふまえて、一言で雰囲気や魅力、できることが伝わるようなキャッチコピーを考えてみましょう。
まとめ
オンラインサロンで意外にもコンセプトが重要な理由や、実際にコンセプトを決めるときのコツについて紹介しました。
- コンセプトを決めておけば、コンテンツやオンラインサロンの価値を感じてもらいやすい / 告知で魅力が伝わりやすい / 運営が始まってからの指針になる
- コンセプトは、「目的」「ターゲット」「会員のゴール」「キャッチコピー」という項目で考えると考えやすい
話題のオンラインサロンだからこそ、開設して終わりではなく、会員さんに喜んでもらえたり、長く利用してもらえるものを作りたいですよね。
今回の記事が参考になれば幸いです。
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