オンラインサロンの会費設定のコツ! 相場はいくら? どうやって決める?
多くの人が開設しており、新たなビジネスとしても注目されるオンラインサロン。ですが、色々見てみると月額会費がバラバラで「月額会費ってどう設定してるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オンラインサロンのビジネスモデル、会費の相場、会費設定のコツについて紹介していきます。
オンラインサロンのビジネスモデルについて
オンラインサロンとは
オンラインサロンとは、一言で言えば「オンラインに存在する、サブスク形式のクローズドなコミュニティ」です。SNSなどオンラインで情報発信や交流ができるようになっており、毎月料金を支払った人だけが利用できるというサブスクの形式で運営されています。
タイプとしては大きく分けて4つあり、スキルやノウハウを持つ人が講座やセミナーを配信する「スクール型」、タレント・アーティスト・スポーツチームなどのファンが集まる「ファンクラブ型」、趣味や関心、夢や目標などで集まり、交流・活動していく「テーマ交流型」、自社サービスのユーザーと繋がったり、ブランドとその愛用者が繋がったりする「ユーザーコミュニティ型」があります。
オンラインサロンのビジネスモデルは「サブスク」
先ほど書いたように、オンラインサロンは「サブスク」形式で運営されています。
サブスクとはサブスクリプションの略称で、毎月定額で料金を支払うことでサービスを好きなだけ利用できるというものです。
オンラインサロンでも、月額会費を支払った会員だけがログインでき、コンテンツを楽しめるというビジネスモデルになっています。
月額会費が毎月の売上になるので、会員が継続して利用してくれれば安定した収益を得られますし、会員が多くなるほど収益も増えていきます。
会費の相場はどのくらい?
月額会費はどうやって決まっている?
当たり前だと思う方もいるかもしれませんが、オンラインサロンの月額会費は「ターゲットに対してどんな価値をどれだけ提供できるか」で決まります。
例えば、人気タレントが運営するファンクラブ型のオンラインサロンでは、「人気タレントと交流できる」「ここだけの話や本音が聞ける」といった価値が提供できますね。これは、このタレントを知らない人にとってはそれほど価値を感じられませんが、大ファンの人にとっては大きな価値になるはずです。
さらに、「本人が毎日更新している」「毎週ライブ配信がある」など、コンテンツの更新頻度が高ければより多くの価値を感じてもらえて、月額会費がやや高くても納得ができます。
また、マーケティング業界を長く経験した人がマーケティングについての知識やノウハウを提供するスキルシェア型のオンライサロンも考えてみましょう。マーケティングについて学びたい人にとっては発信されている情報が大きな価値になりますし、有名企業に勤めた経験があったりSNSでの認知度が高かったりすれば、より価値を感じてもらいやすくなります。
さらに、ただマーケティングについて発信するだけでなく、フリーランスとして働くための情報をシェアする、会員同士で交流する機会を作ってマーケティング業界に繋がりができるようにするなど、プラスアルファの価値を提供できれば、やや高い月額会費を設定しても価値を感じてもらいやすくなります。
このように、月額会費は「ターゲットに対してどんな価値をどれだけ提供できるか」で決まります。
月額会費はオンラインサロンによって様々
先ほど書いたように月額会費は提供できる価値によって決まるので、オンラインサロンによって様々です。
オンラインサロン業界全体で見れば非常に幅広い価格設定が行われており、極端な例を挙げると、月額会費が無料のところもあれば10,000円を超えるところもあります。中には数万円というところもあるようです。
相場は1,000円〜5,000円くらい
「月額会費はオンラインサロンによって様々」とはいえ、一般的にいくらぐらいなのか気になりますよね。
一概には言えませんが、結論から言えば1,000円〜5,000円で設定しているオンラインサロンが多くなっています。
ただ、オンラインサロンのタイプによってある程度傾向があります。例えばスキルシェア型は、趣味レベルから始められるものは1,000円前後、資格取得や試験対策を目的とするような本格的なものは数万円と、価格帯が分かれている印象です。
ファンクラブ型はオーナーの知名度やコンテンツ更新への注力度合いにもよりますが、1,000円〜3,000円のところが多くなっています。
テーマ交流型は1,000円前後の月額会費が多くなっており、比較的ハードルが低くなっている印象です。
企業やブランドが運営していることの多いユーザーコミュニティ型では、1,000円以内で利用できるオンラインサロンが目立ちます。
月額会費の決め方のコツ
自分が提供できる価値を起点に考える
何度も書きますが、オンラインサロンの月額会費は提供できる価値によって決まります。月額会費を決めるときは、まず「どんな価値をどれだけ提供できるのか」を考えましょう。
そして提供できる価値をもとに、上記の相場もふまえて月額会費を設定しましょう。相場より高くなったとしても、それに見合う価値が提供できるのであれば問題ありません(もちろん、相場より高くても納得してもらえるよう告知や集客を頑張る必要はありますが)。
同じジャンルや同じテーマのオンラインサロンの相場を調べる
もう少し具体的なコツもご紹介します。
まずは、同じジャンルやテーマのオンラインサロンをいくつか調査して、月額会費の相場をつかんでそれをもとに調整するという方法です。
ただし、これは自分が提供できる価値を考えた後で行うのが得策です。いきなり色々なオンラインサロンを調べると、当然ながら月額会費も様々で、結局迷ってしまいます。
自分のオンラインサロンで提供できる価値について考えた後に調査するからこそ、「このオンラインサロンは安いけど、コンテンツがあまり充実してなさそうだな」「自分のオンラインサロンは初心者向けだから相場より安くても妥当だな」などを冷静に判断ができます。
テーマに関連付けた金額設定だとターゲット層もイメージしやすい・納得しやすい
もう一つとっておきのコツをご紹介します。それは、ターゲット層にとってイメージしやすい、納得しやすい金額にするために、テーマに関連付けた会費に設定することです。
例えば、グルメ系のオンラインサロンなら「1回飲みに行くぐらいの金額で美味しいお店が知れて、もっとグルメを楽しめますよ!」というような会費設定ができそうです。
また、ゴルフの上達を目指すオンラインサロンなら、「一回打ちっぱなしに行くぐらいの金額で過去の動画も見放題なので、独学より効率的に上達していけますよ!」のような会費設定ができます。
月額会費をテーマに関連付けることで、ターゲット層にとってイメージもしやすいですし、納得もしやすくなります。
複数プランを用意することもできる
月額会費は、実は一つに絞る必要はありません。
- 1,000円のベーシックプラン / 7,000円のプレミアムプラン
- 1,500円のスクール生コース / 5,000円の一般コース
のように、複数のプランを用意する方法もあります。
月額会費を絞ることで一定数のターゲットを逃してしまいそうな場合や、月額会費とコンテンツを分けてより多くのターゲットにアプローチしたい場合などは、ぜひ複数プランを活用しましょう。
特に、オンラインサロン専用のプラットフォームには複数プランを用意できる機能がついていたりするので、一度確認してみるのがおすすめです。
まとめ
ここまで、オンラインサロンのビジネスモデル、会費の相場、会費設定のコツについて紹介しました。
- オンラインサロンは「サブスク」のビジネスモデルで、会員に月額会費を支払ってもらう仕組み
- 月額会費は「ターゲットに対してどんな価値をどれだけ提供できるか」で決まるのでオンラインサロンによって様々だが、1,000円〜5,000円くらいが多い
- 月額会費を決めるコツは、「自分が提供できる価値を起点に考える」「同じジャンルや同じテーマのオンラインサロンの相場を調べる」「テーマに関連付けた金額にする」「複数プランを用意する」
新しくオンラインサロンを始めようと思っている方や、開設の準備をしていて月額会費の設定に迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
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