オンラインサロンとは? 運営メリットと作り方、仕組みや種類、特徴を解説

オンラインサロンとは、特定のテーマや価値観を共有する会員がインターネット上でつながり、交流や情報交換を行うコミュニティです。
最近では安定した収益源として注目され、集客やブランド構築の手段としても活用されています。
オンラインサロンの運営にあたっては、会員管理やコンテンツ提供の仕組みを理解し、効果的な運営方法を選ぶことが重要です。
そこで今回は、オンラインサロンについて、運営するメリットや作り方、仕組みや種類、特徴を解説しますので、ぜひ参考にしてください。

オンラインサロンとは?

概要と基本的な仕組み

オンラインサロンはその名の通り、「オンライン」に存在するコミュニティです。

SNSなどを利用して、Webサービス上で運営されるケースが多くなっています。

 また「クローズド」なコミュニティであることも特徴です。

サロンの主宰者が会員限定の動画や記事、音声コンテンツを提供し、オンラインイベントや講座、意見交換の場を設けることでコミュニティ形成を行います。会員は主宰者や他会員と直接交流でき、特別な情報やコミュニケーションを享受できる仕組みです。

このように、オンラインサロンでは会員になった人だけがコンテンツを楽むことができます。なお、コンテンツの投稿内容などは外部に出してはいけないというのが、オンラインサロンの一般的なルールです。

オンラインサロンの種類

オンラインサロンには、主に「スクール型」「ファンクラブ型」「コミュニティ型」「プロジェクト型」の4タイプがあります。

レッスン型はスキルやノウハウを伝える教育目的、コミュニティ型は同じ関心や目的を持つ人たちの交流が中心、プロジェクト型は共同で何かを作り上げる活動、ファンクラブ型は特定の人物やブランドのファンが集まる形態です。

月額会員制(サブスクリプション方式)

多くのオンラインサロンは月額会員制となっています。

月額料金を支払い会員となった人だけが、オンラインサロンを利用することができます。 

そのため、会員は一定の料金を支払えば一定期間はオンラインサロンを好きなだけ利用することができ、逆に気に入らなければいつでも解約(退会)することができます。

またサロンオーナーにとっても、会員の支払う月額料金から収益を得ることができるため、安定した収益が得やすいというメリットがあります。

オンラインサロンと従来のコミュニティとの違い

従来のリアルなコミュニティに対し、オンラインサロンは時間や場所を問わず参加できるため、時間や物理的制約がない点が特徴です。

会員が月額料金を払い、主宰者と直接やりとりしながら限定コンテンツを得られる点や、双方向の交流が活発に行われる点も異なります。また、より密な距離感を実現できるため安心して参加できます。

会員制の特徴と運営形態

オンラインサロンは会員限定で形成されます。

オンラインサロンを主催・運営する立場の人物や団体は「サロンオーナー」、あるいは「サロン主催者」などと呼ばれます。

またオンラインサロンに参加する人たちは「会員」「メンバー」などと呼ばれることが多いです。

サロンオーナーが会員に向けて様々なコンテンツを提供し、会員がそれに対して毎月お金を払うというのがオンラインサロンの基本的な仕組みです。

オンラインサロンを運営するメリット

安定した収益構造を構築できる

オンラインサロンは会員制のため、継続的な会費収入が見込めます。

継続課金モデルを採用することで、安定した収益を確保でき、事業の持続性や規模拡大を目指すことが可能です。

コアなファンと深い交流ができる

会員限定のコミュニティ空間により、主宰者とファンが直接コミュニケーションを取ることができます。

これにより、信頼関係が深まり、ブランドへのロイヤルティやエンゲージメントが高まる効果があります。

ブランディングやマーケティング効果に期待できる

オンラインサロンは、自身のブランディングや情報発信の拠点としても活用できます。

限定コンテンツやイベントを通じて、ファンの満足度とともにブランドイメージの向上が期待できます。

新規顧客を獲得できる

既存のファンとの深い関係性を築くことで、口コミや紹介を通じた新規顧客獲得にもつながります。

定期的な情報発信や交流イベントを活用すれば、自然な形で新しい参加者を増やすことが可能です。

オリジナルなコンテンツの発信機会となる

主宰者は、会員限定の特別コンテンツや裏話、ライブ配信、Q&Aセッションの開催など多様な形式で独自の価値を提供可能です。これにより、他の媒体では得られない特別感を提供し、会員の満足度や継続率を高めます。

コンテンツの多様化はファンの興味を引き付け、新たな参加者獲得にも繋がる重要な要素です。​

オンラインサロンの基本的な作り方と手順

コンセプトとテーマを設定する

オンラインサロンの運営を成功させるには、テーマの設定が欠かせません。

まずは扱うジャンルや対象とする会員層を明確に定め、参加者にどんな価値や体験を提供するかのビジョンを固めます。ターゲットのニーズや関心に寄り添い、独自性を持たせることが重要です。

FANTSでは多様なジャンルのオンラインサロンがされており、専任のプロデューサーからテーマ設定や企画についてのアドバイスを受けられる点が大きな強みです。

サロンの運営形態と料金設定を行う

月額制か年額制かを決め、価格帯もターゲットの支払い意欲に合わせて設定します。

無料枠を設けるかどうかや、有料会員向けにどのような特典やコンテンツを用意するかを計画しましょう。料金設定は継続率や収益性を大きく左右するため慎重な検討が必要です。

FANTSは複数の料金プラン設定が可能で、ターゲットに応じた柔軟な価格設計ができるため小規模から大規模まで段階的に運営拡大がしやすいです。

プラットフォームを選定する

オンラインサロンを効率的に運営をするため、オンラインサロン専用のプラットフォームを選びましょう。

FANTSのように会員管理、決済機能、コンテンツ配信、コミュニケーション機能が一体化しているサービスが理想的です。

プロットフォーム選びでは、操作性や拡張性も比較検討のポイントです。

コンテンツを企画して制作する

会員に提供するコンテンツの種類(動画、記事、ライブ配信、Q&A等)を決め、スケジュールを立てて制作しましょう。

継続的に新しい価値を届けることが会員の満足度と継続率を高めます。会員の参加や交流を促す企画も取り入れると良いでしょう。

FANTSには動画配信やライブ配信、アンケート、掲示板など多彩な機能が備わっており、オーナーが多角的にコンテンツを発信できる環境が整っています。

会員募集とプロモーションを行う

ターゲットに合わせた告知方法(SNS、メール、ブログ等)でサロンの魅力を発信し、初期メンバーを集めましょう。

無料体験や説明会を活用し、参加の敷居を下げる工夫が重要です。口コミや紹介も効果的に活用しましょう。

FANTSは専属の運営ノウハウを持つプロデューサーが伴走し、効果的な集客やプロモーション施策をサポートしているため、運営が初心者の方でもスムーズに初期メンバーの獲得が可能です。

運営とコミュニティマネジメントを行う

オンラインサロンの運営がスタートしたら、会員間交流の促進やトラブル対応、イベント開催など日々の業務が発生します。

会員の声を反映した改善やフィードバック収集を継続的に行い、サロンの価値向上に努めましょう。クローズドな環境で安心感を保つことが重要です。

FANTSでは、日々の運営管理やトラブル対応、会員交流促進まで包括的に支援しています。オンラインサロンで注意すべき誹謗中傷などトラブル対策も充実しているため、安心・安全なコミュニティ運営が可能です。

オンラインサロンの仕組みと主な機能

会員管理と決済システム

オンラインサロンには、会員の登録管理と月額課金を中心とした決済システムが不可欠です。これにより会員の有効期限管理や入退会状況の把握ができ、安定的な収益管理が行えます。

安全性の高い決済手段に対応しているかも重要です。例えばFANTSではクレジット決済に対応しており、利便性の高い決済と入金管理が可能です。

コンテンツの配信(動画・ライブ配信等)

オンラインサロンでは、動画やライブ配信が主なコンテンツ配信手段となります。

録画動画をアーカイブとして提供することもでき、会員が好きなタイミングで視聴可能です。ライブ配信はリアルタイムで質疑応答や交流ができ、参加者のエンゲージメントを高める役割を果たします。

メンバー間交流を促す

オンラインサロンでは、チャット機能や掲示板、グループ分け機能により、会員同士のコミュニケーションを促進します。これにより会員間での情報交換やネットワーキングが活発化し、コミュニティとしての結束力が高まります。

ファン同士の繋がりは、サロンの継続利用に繋がる重要な要素です。

イベント開催やアンケートの活用

オンラインやオフラインを問わず、イベントの開催は会員満足度を高める重要なポイントです。

イベント開催後は、アンケート機能を使って会員の意見収集やニーズ把握を行い、イベント内容のブラッシュアップやサービス改善に役立てましょう。定期的なイベント開催は、参加の動機付けとしても有効な施策です。

プラットフォームの機能を比較する際のポイント

オンラインサロン運営プラットフォームは、会員管理、決済機能、コンテンツ配信方法、交流機能、運営サポート体制などで差があります。

使いやすさや導入コスト、拡張性、カスタマイズ性、セキュリティのレベルも選定の重要なポイントです。長期運営を見据え、プラットフォームを提供する会社の安定性を重視した選択を行いましょう。

オンラインサロン運営におすすめのツール6選

FANTS(ファンツ)

出典:FANTS

FANTSはオンラインコミュニティのオールインワンプラットフォームで、誰でも簡単に運営が可能なノーコード操作が特徴です。

月額課金制の会員ビジネスに必要な集客、決済、顧客管理、コンテンツ管理を一体化しており、多彩な機能を備えています。具体的には、ライブ配信、動画・画像投稿、プッシュ通知、EC機能、ポイント機能、複数プラン設定などがあり、コミュニティ運営のあらゆるニーズに対応可能です。

独自のUI・UX設計でブランドの世界観を反映させられるため、差別化された魅力的なサロン運営を実現できます。また、専属プロデューサーが企画や運営支援を伴走し、開設から運営まで手厚くサポートするため、初心者も安心して始められます。

豊富な実績と導入事例の多さも信頼の証です。特に動画コンテンツを多用するオーナーに好評で、大容量の動画投稿が可能な点も大きな強みです。

​OSIRO

出典:OSIRO

OSIROはクリエイターやブランド向けに設計されたオンラインコミュニティ構築プラットフォームです。

「独自の世界観」を重視し、デザイン性に優れたコミュニティ空間を簡単に作成できます。コミュニティ運営のプロによる伴走支援もあり、クリエイターとファンが双方向に交流できる仕組みが強みです。

ブログ・チャット・イベント機能が充実し、独自通貨によるポイント制度などを活用した活性化策もあり、カートレスECによるグッズ販売も可能です。

DMMオンラインサロン

出典:DMMオンラインサロン

DMMオンラインサロンは国内最大級の会員制コミュニティサービスで、多彩なジャンルのオンラインサロンを提供しています。

有名人や専門家による限定コンテンツ、コミュニティ参加者同士の交流が活発です。DMMの大規模なユーザーベースを活用したプロモーション力が魅力ですが、プラットフォームのカスタマイズ性は他サービスに比べ限定的です。

Yoor

出典:Yoor

Yoorは使いやすいUIが特長で、小規模から中規模のオンラインサロン向けに設計されています。

会員管理やコンテンツ配信に加え、SNS連携によるプロモーション支援が強みです。また、比較的導入しやすい料金体系で、スタートアップ向けのサポートも充実しています。

Campfireコミュニティ

出典:Campfireコミュニティ

Campfireはクラウドファンディングで実績のあるプラットフォームが運営するオンラインコミュニティです。

クラウドファンディングと連動した収益化手段が特徴的で、プロジェクト支援者を中心にしたファンとのつながりを活かした運営が可能です。コミュニティ管理機能はシンプルながら、資金調達に強みがあります。

fan.salon

出典:fan.salon

fan.salonはファンクラブ系オンラインサロンに特化したプラットフォームで、限定動画配信やイベント開催、グッズ販売などファンマーケティングに適した機能が揃っています。

コンパクトな運営から大規模広報まで対応しやすい運営支援が特徴です。

オンラインサロンの種類と特徴を比較

オンラインサロンのテーマや内容は様々ですが、特徴によって分類すると、大まかには以下の4タイプに分類できます。

  • オーナーから会員へ専門知識やノウハウを提供する「スクール型」
  • 有名人や著名人のファンが集まる「ファンクラブ型」
  • 同じテーマに興味のある人が集まり交流する「コミュニティ型」
  • オーナーの企画や目標を支援して進行を見守る「プロジェクト型」

以下で、それぞれの違いや特徴を比較します。

タイプ 特徴・目的 活動内容の例 主な参加者の目的
スクール型 専門知識やスキルを学ぶための教育型 講座、レッスン、ノウハウ提供 スキル習得や自己成長を目指す人
ファンクラブ型 個人やブランドのファンが集まり応援する場 限定情報の発信、ファン交流、イベント開催 好きな著名人やブランドを応援したい人
コミュニティ型 共通の趣味や関心を持つ者同士が交流・交流支援 チャット、掲示板、グループ交流 同じ価値観・目標を持つ仲間を探す人
プロジェクト型 共同でプロジェクトを推進、参加者も活動に関与 企画立案、意見交換、共同製作 意見発信やスキルを活かして何かに参加したい人

このように、オンラインサロンのタイプは目的や活動内容により異なります。魅力的なオンラインサロン作りのためには、サロンオーナーの特性や会員に提供できる情報を考慮してコンセプトやコンテンツ内容を決めることが重要です。また、複数タイプの要素を組み合わせたハイブリッドな運営も可能です。

FANTSでは、それぞれの特徴に即した多機能なツールや運営サポートがあり、各タイプのオンラインサロン運営に適した環境を提供しています。

魅力的なオンラインサロン作りのためには、サロンオーナーの特性や会員に提供できる情報を考慮してコンセプトやコンテンツ内容を決めることが重要です。

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オンラインサロンが会員にもたらす魅力

サロンオーナーとの距離の近さ

オンラインサロンに特徴的なのが、サロンオーナーとの距離の近さです。

サロンオーナー本人がリアルタイムでコンテンツを更新できるため、会員はサロンオーナーをぐっと身近に感じることができます。

また、会員からサロンオーナーや運営に向けて企画を出したり、ちょっとしたアンケートで意見を伝えたりすることもできるため、サロンオーナーとの距離はとても近いものになっています。

一方通行ではなく、双方向のコミュニケーション

「双方向」という言葉も、オンラインサロンに関するキーワードです。

オンラインサロンができる以前も、例えばファンクラブ、セミナーなど様々な方法で情報の発信は行われてきました。

しかしこれらは「運営からファンに向けて」「講師から受講者に向けて」など、不特定多数の人に向けて行われる、一方通行の情報発信でした。

オンラインサロンでは、先ほどのアンケートの例のように会員から運営にメッセージを伝えることができたり、会員同士で繋がりを築き交流することができます。

これが「双方向」のコミュニケーションです。

居心地の良い第三の居場所

「第三の場所(サードプレイス)」とは、「自宅でも、職場や学校でもない、居心地の良い場所」といった意味で広く使われている言葉です。

オンラインサロンでは居住地や年齢・肩書きを問わず、自分と近い関心や価値観の人と繋がることができます。

そのため、自分にとって居心地の良い第三の場所と感じる人も多いようです。

また新型コロナウイルスが流行してからは、外出が制限されたり趣味のイベントが中止されたりして、従来のコミュニティに参加できない機会も多くなりました。

そのような状況もあり、家に居ながらコミュニティに参加できるオンラインサロンの需要も高まっていると言えるでしょう。

まとめ

オンラインサロンは月額制のクローズドなオンラインコミュニティで、サロンオーナーの特性や会員に提供できる情報によって様々な内容のものがあります。

サロンオーナーと会員の距離が近く、双方向のコミュニケーションが可能で、第三の場所としても利用されているのが特徴です。

またオンラインサロンの始め方を詳しく知りたい方は以下を参考にしてくださいね!

▶︎全部で5STEP!ユーザーコミュニティやオンラインサロンの始め方

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