「私の書道学校」FANTS導入の舞台裏をお聞きしました!

書家石野華鳳が校長を務める、本格書道がアプリで学べる日本初のオンライン書道学校である、『私の書道学校』。年齢や性別、書道経験の有無を越えて、誰でもどこにいても気軽に学ぶことを可能にし、書道学習のボーダーレス化を実現した、FANTSオンラインサロンの中でも人気サロンです。

今回はそんな『私の書道学校』について、校長の石野華鳳さんにFANTSを導入した背景について詳しくお話を伺いました。(FANTSディレクター:タカシマノゾミ)

 

 

石野華鳳さん

一般社団法人私の書道学校 代表理事 / 日展作家
石川県出身。2児の母。
書の名門「大東文化大学 書道学科」を卒業後、2014年9月、北海道札幌市にて書道教室「華」を開業。開業3年で目標としていた「会員数150名」を突破し、入会2年待ちの人気教室となる。
しかし、30歳を前に新たな挑戦のため同教室の閉店を決意。
2022年11月、書道の魅力を多くの人に広めるため、アプリで本格書道が学べる『私の書道学校』を開校、生徒数は全世界に500名を超える。
2021年Google社主催の「Humans of YouTube」にて、【社会的・文化的・経済的】に有意義な影響を与えた日本のYouTubeクリエイター100人に選出。書道教育系YouTuberとしても活躍。

 

オンライン化、そしてFANTS導入の背景

タカシマ:

元々すごい人気の教室を運営されていたにもかかわらず、そもそもオンライン化しようと思ったキッカケはどこにあるんですか?

 

石野さん:

リアルな教室ももちろん楽しい。でも、教えられるのは実際に通える人に限られてしまいますし、行った時にしか先生とは繋がれない。オンラインだと形や文章、画像、動画で残りますよね。いつでもどこでも復習できますし、生徒さんのリアクションやコメントも、こちらのリアクションやコメントもデータとして見える化されて、記憶にも記録にも鮮明に残せるのが強みです。来た人にしか教えられないリアルと違って、いつでもどこでも授業ができて、いつでもどこでも学べるからこそ、より多くの人に価値を届けられるようにもなる。そう考えてオンライン化したんです。

 

タカシマ:

最初に始められていたのはfacebookのオンラインコミュニティですよね。

 

石野さん:

そうです。ただ本名登録しなくちゃいけなくて、それが会員になりたい人にとってハードルだったみたいです。「入会したいけど、昔の知り合いと繋がりたくないのに出てきてメッセージが来たりするのがイヤだ」という声がありました。会費が決して安くなかったにも関わらず150名ほど集まっていたんですけど、会員の決済管理もできないし、問い合わせ対応も自分でやらなくちゃいけないし、入学ガイダンスもしなくちゃいけないしで、時間かかりすぎて、当時は結構頭を抱えてました。

 

 

タカシマ:

入会のハードルが高いのに150名はすごい!でも、人数が多くなればなるほど運営の手数も掛かっちゃうと比例して大変ですね。その時は何が一番ネックでしたか?

 

石野さん:

会費と会員の管理です。決済登録と入会が連動していなかったり、入会後の支払いが止まっていたら閲覧権限を止めたりもしなくちゃいけない。その確認や実際の作業にはすごく手を取られてしまいます。元々無料のコミュニティですし、決済管理の機能がないのは仕方ないかもしれません。教室に対するものじゃなく、投稿方法や使い方や決済に関する問い合わせが多くて、それに一つ一つ対応していかなくちゃいけませんでした。

 

タカシマ:

本来の教室運営ではないところに手がかかっていたわけですね。

 

石野さん:

本名登録じゃなくなったらもっと生徒さんも増えるだろうと思っていましたが、それだけを解消しても決済管理は今の仕組みだと増えれば増える分だけ管理が大変になる。運営側が忙しくなってしまうと、会員さんに向き合う時間も減って、教室の満足度も下がってしまう。それは嫌だなと思っていました。そこでプラットフォームの導入を考え始めたんです。

 

 

タカシマ:

石野さんの生徒たちとの関わりや学びの喜びを大切にする姿勢が伝わってきますね。FANTS導入を決めた理由について教えてください。

 

石野さん:

感じていた課題や手間がFANTSなら効率的に解決できると感じたことと、ディレクターさんの存在です。会員登録の手続きが簡便で、入会や決済管理がワンストップにできる機能と、FANTSのディレクターさんのサポートが非常に手厚いなと思ったのが決め手になりました。

 

タカシマ:

プラットフォームの便利さの他に感じているところはありますか?

 

石野さん:

ディレクターさんのフットワークが軽くて気持ち良いですよね。コンセプトやコンテンツ作成についてもこちらの意図を汲んで対応してくれますし、なんでも相談できたのが心強かったです。おかげで世界観が伝わるオリジナルなデザインでオンラインコミュニティを作ることができました。ヘルプページやサポート窓口があるおかげで、会員さんのお困りごとは私たちがタッチせずに解決できるようになりました。

タカシマ:

運営効率はどう変わりましたか?

 

石野さん:

満足しています。まず、手続きや問い合わせが効率的になり、それが運営の手間を軽減してくれている感じがします。これによって、スタッフの時間を他の重要な業務に集中できるようになり、結果的に生産性が飛躍的に向上しました。生徒さんのコミュニケーションも以前より活性化しましたね。「すごく楽しいよ」という口コミが広く伝わるようになり、これが新たな生徒の獲得やリテンション率の向上にも繋がっています。FANTSの柔軟性と効果的な機能は、私の書道学校においてすごく価値の高いものでしたね。

 

タカシマ:

「私の書道学校」はFANTSでも屈指の人気コミュニティですが、教室運営で気を付けている点はどこにありますか?

 

石野さん:

コミュニケーションを大切にすることです。学びの喜びや発見を共有し、共感し合えるコミュニティを築くために、積極的に生徒たちに参加を呼びかけています。「書道で人生を豊かに」を理念に掲げ、そのコンセプトを明確にすることで、共感してくれる方々が集まりやすくなりました。

具体的には特に新規の会員さんが投稿してくれた際は他の生徒たちが自主的に回答してくれるよう工夫し、悩んでいる方がいればお互いにサポートできる環境を整えるよう心がけています。しっかりとフォローを行い、コミュニティにおいてスルーがないように気を配っています。

タカシマ:

生徒さんの投稿にもコメントやいいねがたくさんついて、いつも見てもにぎやかに盛り上がっていますね。

 

石野さん:

私が書道を好きな理由は、習うことで人生が豊かになるところ。『私の書道学校』では書道を上手くなることだけを目標にはしていない、と言えるかもしれません。書道を通じて共に学ぶ仲間ができたり、目標を持てたり、新しい発見や喜びをシェアすることで、広める喜びや繋がる喜びを感じられる場を提供したいと思って運営しています。

タカシマ:

校長として、石野さんは私の書道学校を運営していてどんな時に喜びを感じますか?

 

石野さん:

「書道って楽しい!」「もっと学びたい」「先生の説明、とてもわかりやすいです」「先生のおかげで書道を好きになったよ」「大人になってから新しい友達ができて嬉しい」そんな声を聞いた時ですね。書道を通じて新しい学びや自分自身の成長を見つけ、それをシェアすることで共感し合い、喜びを共有してもらえた時、私自身も嬉しい気持ちになります。このプロセスが、『私の書道学校』においても「広める喜び」「価値を知ってもらえる喜び」「繋がる喜び」を生み出して、活気につながっていると思います。新しい発見によって「私もやってみようかな!」と感じる喜びは、学びのプロセスでの最も素晴らしい瞬間の一つじゃないでしょうか?

 

 

タカシマ:

確かに、そうやって学びを通じた輪ができることって、年齢関係なく価値の高い経験になりますよね。では最後に、教室系のビジネスオーナーにオンラインサロンを導入するメリットを教えてください。

 

石野さん:

生産性や運営効率が上がり、運営側も会員側も満足度が高い運営が可能になることです。地理的な制約を乗り越えて生徒を募ることで、限られたエリアに拠点を置いていた場合でも全国規模で展開する可能性が広がりますし、リアルタイムでの質問応答や情報共有、学びの交流がオンライン上で可能にもなる。必然的に、生徒たちの参加意欲も高まります。もちろん、リアルな教室運営から180度変えなくても良いと思います。オンラインならではの付加価値を提供することで新たなターゲットを創り出し、ビジネスの幅を広げるキッカケにしていけば良いのではないでしょうか。

 

タカシマ:

私の書道学校の益々のご発展に寄与できるよう、私どももお手伝いさせていただきます!今回はありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

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