サブスクサイトの作り方とおすすめサービスを6つ紹介

サブスクサイトの作り方は、無料で作成できるWordPressと、継続課金に対応したプラットフォームを利用する2パターンあります。

本記事ではサブスクサイトの作り方や運営時に失敗しがちな注意点を考慮した選び方を解説していきます。おすすめのサービスも紹介していますので、サブスクサイトを作ろうと思っている方は参考にしてください。

サブスクリプション(継続課金)

 

サブスクとは

 

サブスクとは、サブスクリプション(継続購入)の略称です。

毎月など一定の間隔で定額料金を支払うことで、特定のサービスやコンテンツを利用できる仕組みのことを指します。継続的に料金を支払うオンラインでの講座やレッスン、会員制コミュニティーもサブスクに該当します。

サブスクは近年急速に普及しており、音楽、動画、雑誌、ソフトウェアなど、様々な分野で導入されています。ユーザーは利用料金を支払った期間、定額でサービスを利用することができ、サービス提供者は安定した収益を得ることができます。

社会インフラとしてインターネットが普及し、製品や情報を買って終わりではなく継続的に利用するようになり、モノではなく体験にお金を払う人が増えたことも、サブスクが一般化した要因となります。

 

サブスクサイトの作り方

 

サブスクサイトの作り方は無料で作成できるWordPressと、継続課金に対応したプラットフォームを利用する2パターンあります。

WordPressは無料で利用できるため低コストで作成可能ですが、独自に開発するかプラグインを用いて会員管理機能や決済機能などを構築する必要があり、ITエンジニアが必要となります。結果的にはコストと時間がかかるため、素人には困難な選択といえます。

もしWordPressで構築する場合は WooCommerce Subscriptions(サブスク機能拡張のプラグイン) や Stripe(クレジットカード決済機能)などの決済プラットフォームに対応したプラグインを用いることになるでしょう。

また決済手段としてはクレジットカードが一般的ですが、口座振込、コンビニ決済など複数の決済方法に対応するためには、これらの決済方法に対応した決済システムと連携する必要があります。

ユーザーから利用料金を徴収するための課金システムも基本となる月額課金に加えて、初回トライアル、年払いなど、複数の要素が絡み合って複雑なシステムになります。そのため、ここまでの説明だけでも抵抗感がある方は、サブスクに対応した専用プラットフォームの利用がおすすめです。

サブスクに対応した専用のプラットフォームであれば、決済処理や料金プランの設定を簡単に行えるため、運営者はコンテンツ制作やサイト運営に集中できます。

 

サブスクサイトの選び方

サブスクサイトを運営するプラットフォームを選ぶ際、機能、料金プランの選択肢、決済手段、サポート体制などを考慮して選びましょう。他にも、ご自身の予算、利用実績の多さもサブスクサイトを選ぶ上で大切なポイントです。

サブスクに適した専用プラットフォームを選ぶために、自身の目的、ニーズに合った機能や特徴を比較して検討しましょう。正しい選び方で進めないと、サブスクサイトを立ち上げた後に追加費用が発生したり、機能の物足りなさを感じてしまいます。

ここからは、失敗しないサブスクサイトの選び方を紹介していきます。

 

サブスク会員の管理機能

サブスクサイトを運営するにあたり会員の管理機能は重要で、機能に過不足がないか確認して選ぶ必要があります。

サブスクサイトの運営では、会員による定期的な決済が発生し、決済が成功した場合に会員資格を更新し、失敗した場合は利用を制限する必要があります。

例えば、最も利用が多いクレジットカード決済の場合は限度額超過や有効期限切れによる決済トラブルが多く、決済の確認と決済失敗時の対応ために運営の手間が増えてしまいます。

そのため、サブスクサイトの機能として、毎月の決済成否の確認、会員資格の自動更新、ユーザー向けの決済履歴確認、支払い方法変更などの管理機能が必要です。

また、会員が増えれば増えるほど、決済や更新手続きの確認作業が増えるため、問い合わせ対応等で運営負担が増します。会員が増加しても対応できるよう、管理機能が充実したプラットフォームを選びましょう。

柔軟な料金プランに対応していること

サブスクサイトでは柔軟な料金プランに対応しているサービスを選びましょう。

顧客にとって選びやすい料金プランを提供することで、顧客満足度が向上し、運営側の継続的な収益確保に繋げます。

例えば、ベーシックプラン、スタンダードプラン、ビジネスプランといった内容や価格が異なるプランの選択肢を用意することで、ユーザーは自身のニーズに合ったプランを選ぶことができます。

さらに、月額定額制に加えて、初回無料トライアルや年払いや半年払いなど、様々な支払い期間を提供することで、ユーザーは予算に応じた最適なプランを選択できます。

柔軟な料金プランや支払い期間に対応することは、顧客のニーズにきめ細かく対応し、サブスクサイト運営の成長にも貢献します。

決済手段はクレジットカードのみで十分

オンラインで決済する方法は、銀行振り込み、QRコード決済、交通系電子マネーなどがありますが、これらの決済手段は定期的な支払いに対応しておらず、サブスクプラットフォームが対応していることは稀です。

多くのユーザーにとって、クレジットカードは入手しやすくなっており、クレジットカード決済に対応したプラットフォームを利用すれば、ほとんどのユーザーの支払いに対応することができます。 

サブスクサイトを作る際には、クレジットカードによるサブスクに対応したプラットフォームを選択すれば問題ないでしょう。

安心したサポート体制

サブスクサイトを選ぶ際は、サポート体制が整っているプラットフォームを選びましょう。

サブスク運営には、コミュニティ運営に関するアドバイス、トラブル時の対応、よくある質問の掲載など、利用者を支えるカスタマーサポートの存在が不可欠です。一部のプラットフォームでは、サブスクサイトの企画支援や、サイトの設定まで対応してくれるところまであります。

海外サービスを利用する際は特に注意が必要で、サポート窓口の繋がりやすさや、言語や文化の違いによる意思疎通の難しさなど、課題が生じることがあります。

したがって、サブスクサイトのプラットフォームを選ぶ際は、手厚いサポートを受けられる体制が整っているかを確認しましょう。

 

予算に合ったサブスクサイトを選ぶこと

サブスクサイトを選ぶ際は、自身の予算に合わせたサービスを選びましょう。

予算に余裕がある場合は、より多機能なサービスを選択できますが、予算が限られている場合は、必要最低限の機能を備えたサービスを選ぶことが賢明です。

初期費用や月額料金が無料のサービスもありますので、予算に合わせて後からアップグレードできるサービスをおすすめします。

サブスクサイトでは、会員が支払う月々の決済金額が収益となり、会員数に比例して収益が増えます。サイト開設の予算が少ない場合でも、将来の会員数増大に備えて、機能やサポート体制をアップグレードできるプラットフォームをおすすめします。

プラットフォーム選びでは、料金体系やオプションサービスの価格を比較し、トータルのコストを把握することから始めましょう。

利用実績が多いサブスクサイトを選ぶこと 

サブスクサイト選びに失敗しないために、利用実績が豊富なサービスを選びましょう。

多くのユーザーが利用しているサービスは、それだけ需要があるという証拠でもあり、信頼性が高いといえます。

また、利用実績が多いサブスクサイトは、利用者の数だけ情報やレビューが存在し、他のユーザーの評価や意見を参考にできます。

ただし、利用実績だけで判断するのではなく、サービス内容や提供される機能にも注目し、自分にとって最適な選択をすることが大切です。 

機能が充実していること

機能が充実しているサブスクサイトを選ぶことで、サイトが成長した際の選択肢が広がります。

例えばサブスクサイトと連携したECサイトを運営する場合、外部ECサイトへのリンクではなく、サブスクサイト内で商品の紹介と購入が完結しているとユーザーはより安心して商品を購入することができ、サブスクによる売上を強化することができます。

一方、サブスクサイトで会員同士が交流するコミュニティを運営する場合は、コンテンツ投稿や会員向けイベント管理の機能が欠かせません。ユーザーを上手に巻き込むことで、コミュニティメンバー同士の交流を促進し、コミュニティの価値を高められます。

サブスクサイト作成におすすめのプラットフォーム

サブスクサイトのおすすめサービスを紹介していきます。

世の中には、たくさんのサブスクサイト作成用プラットフォームが存在しますが、上述したサブスクサイトの選び方を参考に目的にあったサービスを選びましょう。

ここではサブスクサイトを作成するのに適したプラットフォームを7つ紹介します。失敗や後悔を避けるためにも、自分の方向性に合った、信頼性の高いプラットフォームを選びましょう。

FANTS

FANTSは、株式会社スタジアムが運営するサブスクによるオンラインサロンに特化した会員制サイトのプラットフォームです。ユーザー数は2024年3月現在6万人以上に達し、累計の決算金額は10億円を超えています。

運営されているオンラインサロンとしては、田村淳の大人の小学校 など芸能人主催のコミュニティもあれば、書道教室英会話といったオンラインスクール、プロスポーツチームやインフルエンサーのファンクラブ、育児など同じ悩みを持つコミュニティなど様々です。

利用可能な機能や運営サポートの手厚さの違いで、ライトプラン、スタンダードプラン、プロデュースプラン、運営代行プランと、様々な料金体系を選択できるのが魅力です。

会員や投稿の管理機能やカスタマイズ可能なアプリデザインなど、オンラインサロン運営に必要な機能が充実しており、専用アプリで自分だけのコミュニティを作れます。

もちろん、サブスクに必要な継続課金に対応した決済システムが提供されており、 複数の料金プランの設定に加えて、無料トライアルや年や半年の支払い期間など多彩な料金設定が選択できます。

コミュニティの収益化を強化したい方や、比較的規模の大きなコミュニティを運営したい方にとって、FANTSはおすすめです。 

URL:https://fants.jp/ 

まずはお気軽にご相談ください!

Stripe

Stripeは、継続課金の仕組みを簡単に提供できる決済プラットフォームです。サブスクの仕組みを簡単に提供できるため、サブスクサイト運営や定期購入のビジネスモデルを手軽に始めることができます。

しかし、あくまでサブスクの決済機能に特化しているため、会員の支払い状況の確認と利用資格への反映は手動で行う必要があります。

また、決済に連動した会員管理を自動化するには、StripeのAPIを使用した開発が必要です。Stripe の APIを利用した自動化は、高度な技術や知識、費用が必要とされるため、素人には難易度が高い選択といえます。

そのため、Stripeを活用する際は、会員が増加した際の会員管理の手間増大に備え、開発リソースや予算に余裕を持って計画することが大切です。 

URL:https://stripe.com/jp/billing

PayPal

PayPalは、世界中で利用されている決済プラットフォームで、継続課金の仕組を提供しており、サブスクを簡単に提供できます。柔軟なサブスクリプション(継続課金)プラン、カスタマイズ可能なトライアル期間、簡単な支払い管理機能などが特徴です。

ただし、Stripeと同様に PayPalと自分のサイトとの連携は手動で行う必要があり、決済に連動した会員管理を自動化するにはPayPalのAPIを使用した開発が必要です。API開発には専門知識が必要で難易度が高く、開発を外部委託した場合は導入費用も掛かります。

PayPalは世の中に広く普及しているため、利用者にとってはなじみやすい決済手段ですが、サイト運営初心者にはハードルの高い選択といえるでしょう。 

URL:https://www.paypal.com/ 

DMMオンラインサロン 

DMMオンラインサロンは、合同会社DMM.comが提供するオンラインサロン専用プラットフォームです。スキルアップ型、ファン型、企画型といったように、自分に合った運営スタイルを選択できるのも特徴です。

また、独自アプリではなくFacebookグループでの併用となりますが、業界最高水準のオーナー報酬最大90%の新プランを導入したことで、少しでも早く収益化を目指したい方にも選ばれています。

さらに、会員管理機能、データ分析機能、メルマガ機能など、サロン運営に特化した専用ツールが充実しています。コンテンツ販売やイベント開催をサポートするサービスも提供していますので、初心者向けのプラットフォームといえます。 

URL:https://lounge.dmm.com/ 

YOOR 

株式会社ファンコミュニケーションズが運営するYOORでは、専門家や著名人、クリエーターなど様々な方々が利用しています。スキルアップ型、ファン型、企画型といったように、自分に合った運営スタイルを選択できるのも特徴です。

YOORでのサロン運営は初期費用も月額費用も無料です。YOORであれば費用面での負担を抑えながら、自分だけのサブスクサイトを始めることができます。YOORはシンプルな機能性と操作性が特徴ですので、初めてサブスクサイトを開設する方にとって親しみやすいサービスといえます。

ただし、サロン運営が始めやすいものの、アプリ提供がなく利用がブラウザに限定されるなど、プラットフォームの拡張性が制限されていたり、ユーザーコミュニティを構築するのが難しいという点は考慮する必要があります。

URL:https://yoor.jp/

FAM 

FAMは、株式会社Nagisaが提供するサブスク型のファンクラブサービスです。芸能人やインフルエンサーだけでなく、一般の方もサロン運営に携わっており、2024年3月現在で200サイト以上が開設されています。

利用料金は運用を自分で行うベーシックプランと、運用のサポートを行ってくれる充実サポートプランの2つです。動画の投稿とライブ配信機能を利用すれば、オンラインサロンや動画配信サイトとしての活用もできます。

さらに、FAMではチケット予約サイトやECサイトとの連携、メールマガジンの配信など、幅広い機能も提供されています。

サブスクとして月額制のファンクラブ運営、コアなファンに向けた会員限定の動画配信や独占ライブを提供したい方におすすめします。

初期費用は無料でありながら、最大80%という高い還元率もFAMの魅力の一つといえるでしょう。 

URL:https://thefam.jp/

 

まとめ

サブスクサイトを作成する際は、会員の管理機能や様々な決済手段に対応した専用のプラットフォームを利用しましょう。

本記事では様々なプラットフォームを紹介してきましたが、その中でもオンラインサロンに特化したFANTSがおすすめです。シンプルな料金体系や充実した機能、使いやすいインターフェースや万全のサポート体制が魅力です。サブスクサイト運営に関する専門的な知識も不要ですので、初心者の方に特におすすめします。

もし機能選びや自分にあったプランがわからない方はお気軽にFANTSにご相談ください

 

まずはお気軽にご相談ください!